さて、大雄寺を後に次なる目的地へと向かいます。次なる目的地は去年初めて訪れた場所であるお寺。大雄寺からは車で20分位の場所にあります。
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我が県は海無し県。ひたすらに田んぼと畑と山が広がっています。少し山間の道をドライブ。目的地に到着です。(場所のネタバレ含みます。)
次に訪れたのは ””雲巌寺”” 。以前、栃木のトリセツという本を読み、興味が出たので去年初めて訪れたお寺になります。
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吉永小百合さんの ””JR東日本大人の休日倶楽部”” で脚光を浴び、一時期は観光バスが押し寄せ架け橋が落下してしまうのではないか?くらい人でごった返した事もあるような場所ですが、現在では平静を取り戻し、ひっそりと佇んでいます。
日光は東照宮に掛かる””神橋””の様な朱色の欄干の架け橋を渡り、階段先を見上げると、大きな門を見上げます。
雲厳寺は現大田原市にある臨済宗の禅寺になります。『日本の禅宗4大道場』 の内の一つと言われるほど禅寺としては格式が高いお寺みたいです。創建は平安時代。一時は荒廃してしまったみたいですが、鎌倉時代の執権、北条時宗が再建に大きく関与した寺院みたいです。詳しくは知りませんが‥😅。
もう一つ。この雲巌寺。かの有名な松尾芭蕉が、奥の細道紀行で最も長く滞在した場所黒羽の中の寺院だという言われも有り、
松尾芭蕉
『 啄木も 庵はやぶらず 夏木立 』
と言う様な詩を詠んだ場所でもあります。
ここも凄く静かでした‥‥。当たりには全く人気もありませんでした。去年は朝一訪問でしたが、今回は夕方。どうやらこの辺りのオフシーズンは本当に静かな時期なのかも知れないデスね。
山門を潜り本堂へと向かいます。
仏殿の片隅にグランドピアノが置いてありました。どのような使い方をするかは詳しく知りませんが、何か演奏会の様な物をするのでしょうかね?。
この場所を訪れる際に一つだけ気がかりなことがありました。去年訪問した際、奥にある建物が改修工事中だったのですが、その建物の改修工事が終わったかな?って事。
綺麗に完成していました😄。
これから長い年月を掛けて味が出て来るんでしょうね‥。
松尾芭蕉が詠んだ詩が掘り込まれた石碑もあります。
松尾芭蕉
『 啄木も 庵はやぶらず 夏木立 』
と書かれているのでしょうね‥‥‥。読めませんが‥‥。
高台にある庫裏や禅堂の辺りから全貌を見下ろします。
普通は禅寺では、””無心”” になり己と向き合うのでしょうが、自分は修行僧の身では無く、自称ADなんちゃらの特性上、四六時中考え事をしていますので、去年と同じく煩悩丸出しでこの辺りにあるお寺の事を資本主義第一主義の思想で考えてみます‥‥。お寺にとっては傍迷惑な話ですよね‥‥。
「もしこのお寺や大雄寺などが、嵐山や鎌倉の中心にでもあれば、連日人が押し寄せ、沢山の拝観料や、物販なので、沢山の収入が見込め、お寺の運営と言う方面から言えば、不自由をしないだろうなぁ~。何なら住職さんは夜な夜な祇園に繰り出すことが出来るくらいの余裕まで出てくるかもしれないだろうなぁ~。本当にもったいない所だなぁ~。住職さんも立地が良ければ遊んで暮らせたろうにぃ~なぁ~。かわいそうになぁ~。」
あくまで個人の感想です‥‥😑。
本当に ””立地”” と言う意味では恵まれていないと思われるこの付近のお寺。でも、本当に良い場所です‥‥。””宗教”” と言う難しいカテゴライズでもあり、葬式仏教と言われるようにまで形骸化した部分も垣間見え、今の若い人達は信仰心などは益々希薄になって行く中で、””存続”” と言う事を模索して行かなければならない‥‥。
実際に存続が出来なくなり、荒廃してしまう寺院などもここに来て増え始めて来たと言う事も耳にしたこともあります。
それには様々な理由があるのでしょうが、色々な余計な事まで考えてしまいました。
観光客が押し寄せ、お金がガブガブ入って来る観光寺と、こんな辺鄙な場所にひっそりと存在しているお寺‥‥‥。どちらが「お寺」と言う物にとっては幸な事なんでしょうね?
俗っぽい話も聞くこの業界‥‥。特別枠として捉えられていた分野も、時代の流れと共に大きく変化をして行かなければならないのかも知れないデスよね‥‥。
本当にお寺に取っては傍迷惑な考察を勝手に行い、勿論、無責任にも答えも出せぬまま次なる目的地へと向かいました。
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さてさて車を走らせること30分弱。次なる目的地へと到着しました。次なる目的地と言いましても実は今回の最大の目的地はこの後紹介する場所になります。(今までの場所はおまけと言っては失礼ですが、近くで回れる場所をチョイスしたらこんな流れになったので‥‥)
時間の都合上最後に回る事になりましたが、前回紹介したU字工事の旅番組で紹介されていた神社に訪問してみました。
去年訪問した道の駅 ””那須与一の郷”” の隣にある ””那須神社””。
去年訪問したときは存在すら知らずにスルーしてしまったので、今回情報を頂き、道の駅の直ぐ隣と言う事もあり、行って見ました。
弓の名手で、源平合戦で源義経の部下に当たり、四国屋島の戦いでは平氏の船上の扇の的を見事射落としたと言う伝説を持つ人物 ””那須与一”” の地元。
学び直し前までは、与一が義経の家来だったと言う事すら知りませんでした😅。授業ではやっていた気がしますが、恐らく聞いていなかったんでしょうね‥‥。
ファイナルファンタジーシリーズでは、””与一の弓””と言えば ””弓系最強”” を誇る武器アイテムでも超有名でしょう‥‥。
そんな那須与一にあやかった道の駅が大田原市にあります。
去年訪問した伝承館。今年も時間があれば行っても良かったのですが、閉館時刻近くになっていたので今回は訪問しませんでした。歴史を学ぶ前はつまらなかったであろう施設ですが、学び直して訪問した施設。多くの事が理解出来、凄く面白かったです。
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今回訪問の那須神社。本当にこの道の駅に隣接する形で存在しています。道路を一本挟んだ先にあります。
少し風が強かったこの日‥。強い風が吹く度に、ふっくらと膨らんだ杉の雄花から、ワサワサ黄色い粉が飛んで行くのが確認出来、自分杉花粉症では無いのですが鼻や目がムズムズするような感覚になってしまいました😭。自分、杉、ヒノキ花粉症では無いのですが、イネ花粉症なので、花粉症の辛さは凄く分かります。
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ワサワサと言う表現は少し不適切かな‥‥。もう ””バサバサ”” と言う表現が正解かもしれません‥‥😱。
ここも終始人とは行き会いませんでした‥‥。
参道の途中にも立派な御神木が。
今から450年前の1575年頃‥‥。
織田信長と武田勝頼が争った ””長篠の戦い”” の頃から歴史を見て来た杉の木なのですね‥‥。
仁徳天皇(313~399年)時代の創立で、さらに延暦年中(782~806年)に征夷大将軍坂上田村麻呂が応神天皇を祀って八幡宮にしたと伝えられています。
引用:大田原市公式HP
歴史は深く、那須与一とのゆかりも多く、佇まいは歴史の深さをとても感じさせてくれました。
那須与一をモチーフにしているかは分かりませんが、那須与一に纏わるだけあって、弓を持つ木像が二体鎮座していました。
アップで楼門全景を撮りませんでしたが、これだけ装飾がされた楼門は、県北では珍しい門らしいです。
お参りを済ませます‥‥。
遠巻きながらにも風化が著しく進んでいるのが見て取れます‥‥。
細部まで見回してみると至る所に風化の影響がみられました。この那須神社。近く大規模な改修工事を予定していて、奉賛金の協力を呼び掛ける看板がありました。
自宅の改修工事もままならない我が家‥‥。中々奉賛金を納めるまでの余裕は無いので気持ちだけ””お賽銭の普段より増資”” と言う形で、気持ち的に協力すると言う事で、自分の中で落し所といたしました。
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こんな感じで今回のチョットしたお出かけは完了しました。
午前中の宇都宮での用事がてら、足を伸ばして夕方近くの訪問になってしまいましたが、去年に次いで今年も足を運べて良かったです😊。来年も少し下調べをして再来したいですね。
大雄寺も良かったし、那須神社も良かったです。今度は奥さんも連れて来てあげたいですね。神社仏閣に対しては、知識は無いのですが、静かな中で木造の古い建築物を見ると言う行為は凄く好きなので、雰囲気は十分に味わえたと思います。
本来であれば、道の駅で ””イチゴ”” をお土産に買って行ってあげようと思っていたのですが‥‥‥‥”””イチゴフェア””” とデカデカに書かれたノボリが風でなびいていたので期待して直売所の中へ‥‥。
『 あらま‥‥‥ 』
夕方のこのこやって来たので、イチゴの棚にあるはずのイチゴは既に””完売”” 。
大根は近くの直売所でも売っているので‥‥県内なので手ぶらでも良いかな‥‥😅。
スカイベリー 2023年訪問時
こんなイチゴを買って帰る予定でしたが、また次の機会にでも‥。写真は去年の物です😉。
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神秘的なパワースポットで、沢山のエネルギーを貰えた気がしました😊。今回は、雰囲気中心の訪問でしたが、ゆかりなどは帰ってから調べて見ました。また繋がりを生み、次なる訪問へと繋げたくなりますよね。
最後まで読んで頂いた方、感謝します!。ではまたです🖐🖐🖐。