okite910nete1820’s blog

歴史が嫌いだった自分が学び直して、簡単な歴史の地図を作ってみます。

馬鹿に出来ないマンガでの学び🧐。Episode.2

今日は前回のお話の続き、””馬鹿に出来ないマンガでの学び”” の残り3冊のご紹介のお話になります。

前回紹介したのがこの漫画。

 

okite910nete1820.hatenablog.com

 

この漫画も何かの学びにはなると思いますので、是非興味がありましたらお目通しされて見てはいかがでしょうか。

 

今回紹介の3冊も少しだけネタバレ含みますね!。

漫画大国日本。

本当に様々な分野で、数えきれない位のジャンルが存在し、内容もストーリーも緻密に計算されつくしたような素晴らしい漫画が日本には沢山あると言う事を前回述べてきました。

 

さて今回お勧めする漫画は、決して計算ではどうすることも出来ないような”人の心”、”感情”、”愛情”などの人生に付いての事を学べるような、そんな漫画を紹介したいと思います。

 

今回紹介する漫画は残りの3冊。2冊は前回ご紹介しました!。

 

 

 

人間交差点(ヒューマンスクランブル)

 

 

3冊目は  ””人間の生き様”” を描いた漫画。矢島正雄さんの原作で、課長島耕作でお馴染みの弘兼憲史さんの作画の漫画になります。

 

全部の話が一人の主人公、同じ登場人物などと、繋がっている訳では無く、短編完結的な漫画で、それぞれの話の中で、全く違うストーリーで、全く違う主人公。そんな中で繰り広げられる数多の人間ドラマ。

 

この人間交差点‥‥。とても色々考えさせられ良いのですが、ただし、読むと気が重くなります。うーん映画で例えるならブラピの出演作品の ””セブン”” を見終わった様な感覚に苛まれる様な気がします‥‥。

 

人間の負の感情や欲そんな部分について描かれています。

男、女、ねじ曲がった愛情、嫉妬、嫉み、羨み、憎悪、強欲、バブル、地上げ、人間の愚かさ、遺産相続、不倫、殺人、自殺、愛人の子、クスリ、売春、強姦、犯罪者、ヤクザ、ネグレクト、育児放棄、性虐待‥‥‥。

兎に角、全ての物語の内容がとても重いです‥‥。これでもかって言う位‥‥。今の時代だと少し何処かに引っかかってしまいそうな表現もチラホラ見られます。マイケル・J・フォックス演じる マーティー風に言うと

「トゥーヘビィー‥‥😰」  と言う表現でしょうか。

 

これだけの人間ドラマを、全てフィクションだけで描くとしても、とてもフィクションとは言い切れない生身の、現実のリアルな人間模様を描いている様に見える。

そんな部分に引き込まれてしまう漫画になります。

 

 

今講読している漫画の中に、 「九条の大罪」 なる弁護士の漫画を講読しております。まぁ言わばこの漫画も現代版の世の中の闇の部分。目を背けたくなる現実的な物語が少し人間交差点と似ているかも知れません。

ただ 「九条の大罪」 は特殊な登場人物、職業背景で描かれている漫画。対して 人間交差点 は、何処にでもあるような一般的な家庭や、サラリーマン、お母さん、お父さん‥‥。日常と隣り合った ”非日常” が一層リアリティを感じさせてしまうのかも知れませんよね。

 

短編で話が結ばれるのですが、その結びがまた絶妙‥‥。ハッピーエンドなのか?バットエンドなのか?完結しない様なその先の話を、読み手側自分自身が想像しなければいけない時が多く、その部分がまたとても考えさせられたりする所が、好きなのかも知れません。(まぁイマジンするのが好きなのですよ(笑))

 

 

昭和の時代。

令和の現代とは大きくかけ離れてしまった世界観かも知れませんが、華やかなバブル期の裏側で起きたような、眩しくて、ポカポカと日が当たる日向の裏側に出来る、真っ暗い日陰の様な物語の数々。

人間の泥臭さや欲望渦巻く世界の中で不幸で理不尽な、でもそこが人間の本性を表現している様な、皮肉めいた世界観に、人間の業の深さに、自分は魅了されてしまいました。

 

この漫画は本当にお勧めです

ただ、とても学びの多い漫画だと思うのですが、読むと精神が相当削られると思うので、自身に精神的な余裕があり、受け入れ、かみ砕ける状態の時に、読んだ方が良いと個人的には思っています。

 

黄昏流星群

 

 

4冊目は  ””中年以降の大人の恋愛”” を描いた漫画。この漫画も課長島耕作でお馴染みの弘兼憲史さんの漫画になります。

 

原作から、矢島さんが外れた分、少しマイルドになった感がある大人の恋愛を軸に描かれている漫画になります。

 

人間交差点よりは、だいぶマイルドな内容が多いので、こちらはライトな感じで読むことが出来るので、重いのが苦手な方にはお勧めな漫画でもあります。

禁断の愛の行方なども描かれた物語も多く、理性もを失うほどの行動の先に、待ち受けているドラマの数々‥‥。何時までもなくならない ”男” と ”女” の物語を、テレビや週刊誌などのゴシップネタを見るたびに、漫画とリンクし、複雑な思いになってしまいます‥‥。

何でその先が解らないのかねぇ‥‥。

 

まぁでも瀬戸内寂聴さん的な考えでも、それはそれでもの凄く理解出来、共感も出来、惹かれる部分はあるのですが、現実とはかけ離れてしまうと言う部分も分かるし‥‥。まぁ人生いろいろですよね😄。

 

ブッダ

 

 

5冊目は  ””仏教の開祖・釈迦の生涯”” を描いた漫画。この漫画は昭和の天才漫画家、手塚治虫氏によって描かれた、手塚治虫が噛み砕いたの世界観の中で、ブッダの生涯を描き上げた漫画だと思います。

 

王族の家に生まれたシッダールタブッダの幼少名)。””生きる意味””を求め、出家をし、悟りを開くまでの物語。

 

それを手塚治虫ワールドで描かれているので、史実に完璧に基づいてない、脚色の部分が多く有ると思います。そもそもこの時代の正確な記録などあるのですかね??。詳しくは知らないですけどね。

でも、””本質”” と言う部分では的は外れて無いと思っています。

 

生とは?

死とは?

幸せとは?

人は何故苦しむのか?

 

中学生の頃ブラックジャック、三つ目が通る、どろろ、などと一緒に読んでいた大好きだった手塚治虫漫画の一つになります。

最近何十年ぶりに読み返してみたのですが‥‥‥。いいですねぇ。

去年牛久の大仏を見に行った時に急に読みたくなり、実家の本棚から引っ張り出して来て読んでました。

 

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子供の頃では理解できなかった部分の解釈も、大人になった今は多くの部分で理解が出来るようになったと思います。

 

この漫画も切なくなります‥‥。

 

生きる事の意味を解くブッダ。その教えを乞うた人たちの中で起こる人間ドラマ。

とにかく過ちを繰り返す。同じ過ちをこれでもかと言う位繰り返す‥‥。人の煩悩。その部分を強く考えさせられ、また、人は変われないと言う様な現実的な事を突き付けられているようで、本当に色々な事について、考えさせられる漫画になります。

 

この漫画も読んでいて切なくなりますよね‥‥。

人間の業の深さを考えさせられます。

どうして同じ事を繰り返すのだろう‥‥って。なので、こちらも精神的に余裕が有る時に、読んだ方が良い漫画だと思います。

 

終わりに Episode2

以上が馬鹿に出来ない漫画での学びが出来る、漫画の紹介でした。

ブッダ美味しんぼは10代の頃。他の漫画は20代の頃読んでいた記憶があります。

 

今となっては一昔前の古い漫画になってしまうのでしょうが、間違い無く、名作だと自分は思っています。

 

 

皆さん読んだ事がある漫画が有りましたか?。確かに漫画は活字だけの本に比べると幼稚な位置づけになってしまうと理解しています。

でも、その中でも自分の学びになるような事も沢山有るとも思っていますので、まぁ時間があり、読んで見ても良いかなぁって思う人は、是非読んで見て下さい。

まだまだ知らないだけで、素晴らしい漫画は沢山有ると思ってます。

シリアスな物からギャグ漫画まで。

日本の世界に誇れる ””漫画の世界”” に触れて見るのも結構良い物デスよ。

自分はこっちの世界しか、主には分かりませんけどね😅。

お勧めの漫画などありましたら、教えて貰えると嬉しいです!!。

 

最後まで読んで頂いた方、感謝します!。ではまたです🖐🖐🖐。