okite910nete1820’s blog

歴史が嫌いだった自分が学び直して、簡単な歴史の地図を作ってみます。

にんげんだもの‥‥‥。

人間の英知程度で出来る自然現象への予見など徒なもの‥‥。これまでにも幾たびも見せられて来たはずです‥。自然軸の時間経過で見て見れば人の一生など微々たる時間‥‥。くれぐれも、人の意見に左右される事無く、何かがあった時の備えは、常日頃から心がけて下さい。正しく備えあれば‥‥だと思います。

 

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『 にんげんだもの‥‥ 』 

 

こんな風に少し特徴的な文字で書かれたフレーズの書道の作品を、何処かで目にしたり、聞いた事がある人が恐らく少しはいると思われます。

 

 

相田みつお氏。

 

相田みつを - Wikipedia

ja.wikipedia.org

 

栃木県足利市出身の書家。生誕百年を迎え(本人は平成3年に他界)足利市にある美術館で記念の展示会を2024年、7月の中旬から9月1日まで開催されいます。

 

自分、相田氏の作品展は2度見てきました。1度目は那須の””相田みつお那須ギャラリー””。(こちらの展示作品は複製品です。)2度目は東京国際フォーラムの””相田みつお美術館””(ここは全て本物でした。)になります。こちら東京国際フォーラムの美術館は残念ながら今年の春先に閉館となってしまいました😥。

 

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3度目となる相田氏の作品展覧会場への訪問。美術館の開館が10時と少し遅めだったので何時ものスケジュールよりもゆるり目に自宅を出発。足利市立美術館に到着しました。

 

近くの無料駐車場に車を停め、美術館通りを歩き美術館に向かいます。

 

真夏の太陽が照りつけていました🥵

 

ここ足利は最近 ””日本で1番暑い街🌞”” である佐野市の隣町‥‥。足利も相当にアツイです💦。この日も10時前で車の温度計は35℃‥‥。まぁ、35℃はまだ少し限界的な暑さでは無いかなぁ‥‥体温よりも低めだし‥、っと思える様な感じになって来ている自分もいます‥。慣れって怖いですよね‥‥。こうやってドンドンと感覚が麻痺して行ってしまうんでしょうね‥💦。

あっそうそう。20年前位に国有化された銀行として大騒ぎされたアシカを使用したCMがインパクト強めで記憶にある方もいるかもしれない ””足利銀行”” もここ足利市発祥になります。地銀で、北海道拓殖銀行と並び全国的な知名度を誇った銀行として良い意味では無いですが””有名””かもしれないですよね😓。

 

もう一つ、忘れてならないのは歴史的な人物。室町時代を掌握した ””足利家”” 発祥の地でもあります!!。

 

さて、10時になる5分前(こう書かないと10時4分と勘違いされる見たいですよね。10時5分前だと‥‥今の若者からは‥‥。)20人位並んでいました。自分は案外若手かなぁ‥‥😅。見渡しても結構年配の方が多かった感じがします。若い方もチラホラはいましたけどね。本当に少なかったです。

 

生誕100年 相田みつお展

入場料 ¥1200円 別施設との共通券を購入しました

入り口の直ぐ近くに撮影可能なエリアがありました。

相田氏、作家活動中は、地元の飲食店などの暖簾や包装紙、手ぬぐいなども手がけていて、それが今なお現役で使われているお店もあるとか。

 

そんな商業利用されている作品が協賛者から寄せられ、撮影可能な作品として展示されていました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

好みでしょうけど古さを感じないような斬新なデザイン🤩。大正生まれの書家の作品とは思えない様なセンスを感じてしまいます。

 

美術館の中は勿論撮影禁止でした。

 

全体の展示物の量ですが、恐らく東京の方が沢山飾ってあったのかなぁ‥‥っと。まぁ本物の作品がこれだけ集まることは中々無いみたいなので、東京の美術館が無くなってしまった今となっては、凄く貴重な展示会だと思います。

 

作品をマジマジと見るのも3度目ともなると、少し見方も変化して来ました。

 

ここからは全て自分の””私感””です。実際の人物像や詳しい事は把握出来て無い状態での物言いになります。

 

展示されている作品を読んで行くと、本当にこの人の人生は悩み抜いた上に苦労の連続の人生では無かったのかな?‥‥、と思います。マジョでは無いマイノリティな部分の個人の持ち合わせた感受性。芸術家と言う不安定な職業。不器用故の周囲との軋轢や中々世間に認められないと言う苦しみや葛藤の中で、もがき苦しみながら、他でもない自分自身と自問自答しながら、一生答えの無い正解を探し続けた人生なのでは無いかな??と感じました。

 

人間誰しも持つ弱い部分や醜い部分。それを全てさらけ出し、自分と向き合い続け、最期の最後に出したこたえが 『 にんげんだもの‥ 』 なのでは無いのかな??。とも感じました。

めん割烹なか川に飾られている 『人間だもの』 本物

 

 

禅の教えに出会い、自問自答を繰り返した人生の大半になってしまった不遇の時‥‥。

 

でも、言い換えればこの不遇な時間があったからこそこんな人の心を打つような作品を世に出す事が出来たのであって、もしも順風満帆な作家生活を送っていたら、こんな風に人の心を揺さぶる様な作品は生み出せなかったのでは無いかとも思ってしまいます。

 

本当に相田氏の作品は歴は長くは無いのですが好きです。単純な言葉の中に、答えを諭すのでは無く、 『 貴方ならどうなのさ?? 』 と言う様な、1人1人違う答えを問いかけてくれるような、そんな作品が沢山存在します。自分語彙力も無く、頭が馬鹿なのでなお分かり易いのだと思います。

 

お土産に買って来た日めくりカレンダー。

 

 

 

 

 

単純な言葉の中から、自分の置かれている立場や、経験や、色んな物の中から、自分でそれぞれの答えを見つけ出す‥‥。その導き出す答えは人それぞれ。そんな部分が自分は語彙力も無く、頭が無い分、感じ取ると言う部分で、凄く共感出来る部分があり、相田さんの作品は、凄く魅力的な作品だと思っています。

 

美術館の見学を終え、市立美術館と共通の入場券になっていた 『 足利学校 』 へと向かいました。

 

足利学校

今年のお正月に初めて訪問した施設。2回目の訪問です。

 

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相田さん関係の展示があるのかな??と期待して訪問したのですが、そこまで目を引くような展示物も無く、一寸残念な感じでした。

 

ただ、前回写真に収め損ねた ””宥座の器””(ゆうざのき)の写真を撮ることが出来ました。

 

宥座の器

孔子の教えの内の一つだそう。

 

空中に紐でつり下げられた器。水を注ぐと一定の量まではバランスを保ちながら水が貯まって行く‥‥。欲を出し、もっと沢山水を入れようとすると、ある量を超えた瞬間、器がひっくり返り中の水が全部こぼれてしまう‥‥。

 


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もう、人生を語るにはこの器だけでも良いような気もしますよ😅。

 

真夏のくそ暑い時期、やはり人影は疎らでした😅。

 

 

 

一寸残念な感じの 『 足利学校 』 になってしまいましたが、まぁこんな時もありますよ。

 

鑁阿寺も行こうかな??とも思いましたが、流石にこの暑さの中もう歩きたく無かったのでおとなしく駐車場へと向かいました。

 

道中 ””大谷石”” で出来た建物が佐野にもありましたのでパチリ。

 

大谷石で出来た建物。恐らくブティックのような店舗かな?

本当に県内全域で見る事が出来ます。

さて、今回はこの後 『 佐野でお昼ご飯 』 を食べて帰りました。そのお話は次回に。

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それとは別に今回足利でのお土産のお話へ。

 

前回ゴールデンウィークに足利に来た時。

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織姫神社の帰りに奥さんのリクエストでケーキを買って帰りました。ただ、前回の訪問は夕方。ケーキ屋さんに生菓子などあるはずも無く、””焼き菓子”” を買っての帰宅となりました。

 

ので、今回は再チャレンジ。訪問したのはこちら。

 

パティスリー シュシュ - 足利市/ケーキ | 食べログ (tabelog.com)

tabelog.com

 

午前中に訪問出来たので今回は生菓子が売っていました😋。一寸贅沢な生菓子。店員さんに撮影の許可を貰いパチリ。

 


自分は今が旬のもも。奥さん息子君は別の種類を購入。

 

今回は買えて良かったです😊。

 

丸ごと白桃タルト

 

うーん。甘過ぎ無くて美味しかった~😋。今度足利に遊びに行ったら ””リピ確定”” の洋菓子屋さんでした!。今度は足利フラワーパークでも行こうかなぁ。

では足利訪問のお話はここまで。次回は佐野にお昼ご飯を食べに行きます。

 

この相田みつお生誕100周年の記念展示会は足利市立美術館2024年9月1日まで開催していますので、興味がある方は是非足を運んで見られてはいかがでしょうか??。大変アツい場所なので、暑さ対策だけはキチンと対策して訪問して下さい!!。

足利市立美術館 (watv.ne.jp)

www.watv.ne.jp

 

最後まで読んで頂いた方、感謝します!。ではまたです🖐🖐🖐。