okite910nete1820’s blog

歴史が嫌いだった自分が学び直して、簡単な歴史の地図を作ってみます。

真夏のガチチチ活。松本から小布施へ。(エピソード2)

 松本城と松本市立美術館を堪能した後、松本市内で昼食をとりました。娘氏に車で待機中に『お昼ごはんで良さそうな店を探しておいてね』と言っていました。

 

娘氏のリクエスト。まさかの『魚粉強めの濃厚つけ麺』のお店‥‥😱。

 

👧🏻「☆4つ付いてるから結構人気見たい!」

 

 

👨🏻『おいおいおいおいおいおい、ここは信州だぞ‥‥。せめて日本そばであれ💦‥‥。何故に遥々信州にまで来て中華そばを(苦笑)‥‥』

 

とは心の中で思いましたが、「何でもイイよ!」っと言い車を後にした自分も悪い‥。まぁグルメにベクトルを振るだけの時間的なゆとりは今回は無かったので、地元で人気の中華つけ麺屋さんで早めの昼食をとり、次の目的地へと向かいました(笑)。

つけ麺のイラスト

前回の松本城のお話はこちら。

 

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(写真多め、場所のネタバレ含みます)

松本市を後に、次なる目的地へと車を走らせます。

 

次なる目的地は ””小布施”” 。勿論自分は初めての訪問になります。途中高速のサービスエリアでトイレ休憩。

 

姨捨サービスエリア‥‥。

姨捨サービスエリアからの景色

(詳しく見ませんでしたが、どこの街並みが見えているのでしょうね‥‥?)姥捨て市ってあるのですかね?。そういうレベルで何も知りません。

何か昔聞いた怖い話を思い出しそうな名前‥。姥捨て山‥‥。どっかで聞いた様な‥‥。婆さんを捨ててくる山??‥。謂われは知りませんが、少し名前の由来がとても気になる場所でした😅。

自県もとても田舎です。初めて長野の街を訪問しましたがまた自県とは違った自然の豊かさや景色の違いを感じました。

 

自県は山もありますが、結構1方向は開けた景色になります。関東平野を望むからです。ここ長野はグルリと山に囲まれた場所に街がある。360度周りが山という景色に少し驚きました。

 

この歳になり初めて見る景色。世の中にはまだまだ見たことの無い場所が沢山あります。この先も出来れば、そんな見たことも無い場所を沢山見たいと思っています😊。

 

間もなくして目的地に到着。駐車場に車を駐めます。

この駐車場の精算機、格好良くないですか??🤩

 

 

次の目的地はここ

 

北斎館

 

葛飾北斎が晩年の頃過ごした小布施。移住の理由は諸説あるようですが、版画で有名な北斎はここ小布施では””肉筆画””の作品を中心に作成し、大作も残したとか‥‥。

 

 

まぁこれ全部奥さんから聞いて来た事で、👩🏻『良い所だから絶対行った方が良いよ!!。』と言う、奥さんからの推薦の場所でした。奥さんは訪問歴があったので。

 

娘氏も画を描くのは好き。自分も画を観るのは好き。まぁ皆がWin-Winになれるのでしょうきっと😁。

 

栃木にも北斎のライバルと言われた人物 ””歌川広重”” の美術館があります。正直彼らのライバル関係は詳しくは理解してません‥。自分ずぶの素人なので‥‥。何かを強く感じる事が出来れば自分はそれで満足です😌。

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多分意識して葛飾北斎の本物の画を観るのは今回が初めて。少し胸が高鳴ります😆。

 

富岳三十六景の波の画が新1000円に採用された記念イベントも

 

こんなジュース販売機カッコイイですよね🤩

本当にハイセンスなジュース販売機です。大谷史料館にあったジュース販売機なんか ””大谷石”” ですよ‥‥石‥‥😅。ここでも波の画のペプシが売ってるかと見て見ましたが、残念ながらここには販売されていませんでした😓。ここは波柄のペプシ ””売るべき”” だと思いません??。””和””なので日本茶もアリですな。

 

 まぁ比べるべきでは無いでしょうが””大谷石””の販売機です😅。

 

入って直ぐの場所にキッズルームがありました。

 

大昔は良く利用させて貰ったキッズルーム‥‥。一寸拝見‥。杉の床板。木の玩具。

ディズニーが ””洋”” とするならば、北斎館は ””和”” の象徴の様な””イカした””キッズルームでした🤩。

 

北斎館 キッズルーム

 

そんな大昔はキッズルームを利用していた娘氏も、今では親を置いて先へとズンズンお構いなしに行ってしまいます😅。ブログを書くに当たり写真でマジマジと入場券を観ましたが、こちらもカッコ良いデスね。

 

 


まぁ何度か言いますが、成長した証拠なのでしょうね(笑)。何時までも子供ではないのですからね‥。もう成人式ですよ‥。

 

生涯幾度も名前を変えた北斎

年代により描かれた作品はどれも特徴的な作品が多く存在しました。

荒削りな若年時代。波に乗っている最盛の時代。技術的な成熟をした晩年の時代。それぞれ違った魅力の作品が沢山展示されていました。

 

しかもですね。この美術館 ””撮影OK”” なのですよ。お言葉に甘えさせて貰い、沢山写真を撮ってきました。

 

一ノ谷の合戦の画

那須の与一が扇の的を狙った””屋島の戦い””も描かれていました

 

源氏と平氏の戦いの舞台。義経が馬に乗り崖を駆け下り平氏を討ったと言う””一ノ谷の戦い””や那須の与一の物語がある””八島の戦い””。以前だったら知らない情報ですが、こんな部分でも背景が理解出来ている事により画を見る楽しみが何倍も増えました。

 

若い頃の作品で、遠近法や尺度のおかしな部分も存在しているらしい作品のようでしたが、日本画には無い技法をいち早く取り入れ自分の物としようとする北斎の強い向上心をとても感じました。

 

これも若い頃の作品

娘氏が観て愕然とした画

 


娘氏も画描きの端くれです(趣味の範囲でです。)ろくな道具が無い時代に、これだけの細い線を描き、これだけの大きな作品を創り出す技術力と集中力‥‥。画を描くのが好きな人だからこそ分かる 『卓越した画を描く技術力と集中力の凄さ』 に本当に考えられないレベルだと仰天していました。ある意味この狂気染みた作品の完成度に””ドン引いていた””と言う表現もこの場合当てはまるのかもしれません😓。

 

自分はズブの素人なので、『 凄いなぁ~(゚д゚)! 』 位にしか思えないですけどね‥‥。なんせ絵心は有っても画力がこれですからね‥‥。

 

 北斎の作品と並べるとこの画の凄さが逆に良く解ります(笑)。

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もし、北斎がペンタブや液タブの存在する現代で作品を創ったとしたら、いったいどんな作品が出来上がって来るのだろう‥‥っともしんみり言っていました。

 

新1000円札の肖像にも使われた波の画


北斎の作品の中でも人気の最もあったであろう作品 ””富岳三十六景”” 。

 

  

人気だった版画の作品も沢山飾られていました


美人画の展示も。

 

美人画の名手 ””喜多川歌麿”” との比較の展示も。

 

自分の好みとしては、美人画は喜多川さんに軍配が上がりました。まぁあくまで個人の好みの問題ですけどね。

 

喜多川歌麿の美人画

 

 

北斎の美人画

 

 

版画が完成するまでの行程も詳しく解説されていました


ここ小布施は版画の作品よりも ””肉筆画”” の作品が多く残された見たいです。最後の展示室には北斎が晩年に制作したとされる肉筆画の象徴とされるような””画””が展示されています。

 

昭和の初期の頃まで実際に使われていた祭りの際の山車。その山車の天井部分に取り付けられた北斎の画。86才と言う年齢で描き上げた人生の集大成とも言えるべく見る者を魅了する迫力ある作品でした。

 

 

山車の天井部分に描かれた画


この山車の天井に書かれた画は ””レプリカ”” 。本物の画は間近で見られる様にと山車より取り外され、間近で見られる位置に飾られていました。

 

圧巻の迫力でした🤩

86才と言う歳で描き上げたとされる作品達。正に ””画狂老人”” と言われるような老いて尚、留まる事を知らない画への飽くなき探究心をマジマジと堪能する事ができました😌。

大満足で北斎館を後にしました。

 

路地を散策

 

初めて訪問した小布施でしたが、町全体がこんな風に整備されていて、とてもいい場所でした。最後にここ小布施の地に葛飾北斎を招き入れたと言われる小布施の豪農商。

高井鴻山記念館を見て小布施を後にしました。

 

高井鴻山記念館

ここから少し娘氏と作戦会議。時刻はPM3:30過ぎ‥‥。

 

自分この近くに是非行って見たいスポットがありました。そこへ行くのか行かぬのか‥‥。車に戻り目的地をインプット‥。帰りの時間も考慮しつつさらに熟考‥。娘氏に相談したところ少し帰りが遅くなっても良いからもう1ヵ所回っても良いよ、との事。お盆時期のハイシーズンだったので、帰りの渋滞も凄く気にはなりましたが、もう ””ナガノーズハイ”” になってしまっている自分‥。もはや正確な判断は出来かねる状態でした‥。(長野を堪能するとアドレナリンが出まくり『この先野となれ山となれ』見たいに帰りの渋滞の事よりも快楽を優先させてしまう事を指します。ちなみに自分が作った言葉になります(多分)ので引用は許可無くOKです!。)

 

そうと決まれば、次なる快楽を求めていざ目的地へと車を走らせます!。

(続きはエピソード3で✋)

 

最後まで読んで頂いた方、感謝します!。ではまたです🖐🖐🖐。