okite910nete1820’s blog

歴史が嫌いだった自分が学び直して、簡単な歴史の地図を作ってみます。

大谷観音から自県のベタな観光。其の2

 大谷観音を後に次なる目的地に向かいました。

 

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 次なる目的地は ””大谷史料館”” になります。大まかな説明をしますと、多くの人は 『 ””映える”” 写真が撮れる場所 』 と言う程度位の認識だと思います。

 

 

 ただ、穿った言い方をすると何ですが、この場所は人間が石を掘り、金銭を得る為という欲望のままに穴を掘り尽くし、自然を壊し、その後残された ”” 巨大な穴 ”” になります。

 

 

 大きな採掘中の落盤事故や、掘った穴の陥没事故など風評被害では無く、実害も度々発生しています。

 

 ですが、この場所は自県の大きな観光資源の内の一つに挙げられる場所ですので、先に述べた様な事も踏まえつつ、””映える”” だけでは無く、折角なので色々な角度からこの観光名所を見て頂けると良いのかな??とも思っています。

 

                       (写真多めで場所のネタバレ含みます。)

 

 大谷観音の市営駐車場から車で数分。到着したのが今回のお目当ての場所

 ””大谷史料館”” になります。

 

    大谷石のビジュアルのローカル自動販売機です。

 

 恐らくG・W中は人でごったガエシテイタと思いますが、この日は普通の休日の閉館間近の時間帯。人も疎らでした。

 

 

 

  

 

 

 垂直や直線的な、自然にでは無く、人為的に石を切り出した後の壁が至る所に‥‥。自分は見慣れた光景ですが、県外から訪問し、初見の人は、きっと驚きを覚えるような景色なんでしょうね。

 

 

 トイレの建物も大谷石で出来ています。

 

 

 

 チケットを購入。大人800円。子供400円。

 

 

暗い階段を降りて行きます。ヒンヤリした風が地下の奥深くから吹き上げて来ます

 

 東京ディズニーシーのアトラクションみたいですよね‥。

 

 


 大きな地下の広場に到着です。

 


 

 訪問された事がある人が沢山いるとは思いますが‥‥。

 

 まずはこの場所のスケール感からです。巨大地下神殿の様なこの場所は、大谷石を採掘し終えた正にその場所になります。奥に人影(2人)ほど見えると思いますが、人間の大きさがあのくらいなので、いかにこの空間が広いかと言う事が写真からでも想像出来るのでは無いでしょうか?。

 

 

 

 

 どのアングルか分からないかと思いますが、天井を見上げた状態で写真を撮っています。””正方形の穴”” は、地上に繋がっていて、地下の場所の現在地の把握に使われたみたいです。

 

 

 奥へと進んで行きます。この日は外は蒸し暑かったのですが、坑内は少し半袖では寒いくらいでした。比較的に1年を通して気温が安定しているので、ワイン🍷の貯蔵などにも使われたりもしているのです。

 

 

 見えます?吐いた息が白かったです😲。

 

 

 

 

 ここから先は少し、 ””映え✨”” を中心とした写真をご紹介。訪問された事が無い人は、是非このスケール感と、幻想的な雰囲気を写真から感じて頂き、実際に足を運び実物を見て頂けると自分も嬉しい限りです。

 

巨大な地下空間

 

 

直線的な、人為的に作られたある意味無機質的な直線美

 

 

 

ライトアップにより幻想的な雰囲気に‥

 

 

 

オブジェや坑洞の跡地利用の数々

 

 何度も訪問した事がある場所ですが、来る度にスケール感には驚かされます🙄。

 

 

この場所がどうして生まれたのか?と言う部分も深く考えて見るのも面白いと思います



人間が文明的な生活をすると言う事‥‥

 

 

産業や文明が発展して行く裏側で起っている事‥‥

 


 そんな部分も、こんな施設を見ながら、歴史の流れと結び付けながらあれこれ考えながら歩くのも最近は中々楽しい部分でもあります😊。物事の表と裏の部分‥‥。

 

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 話の流れでそんな表裏一体のお話。

 

 栃木では ”” 足尾銅山 ”” なる有名な銅山がありました。

 

 その銅山で起きた日本で初めての公害問題。

 

 足尾銅山鉱毒事件。田中正造なる人物が大きくかかわり、渡良瀬遊水池が出来たきっかけになったのもこの事件による物でした。

 

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足尾鉱毒事件 - Wikipedia

ja.wikipedia.org

 

 大谷も足尾までは酷い被害を出さなかったものの、同じ様な公害問題に悩まされた場所。大谷を訪れ、ふと思い出した ”” 足尾銅山 ”” 。実は自分一度も足尾銅山資料館は訪問した事がありません。最近お亡くなりになった ”” 星野富弘さん ”” の美術館に訪問した際に、通過した事はあったのですが‥‥。

 

 

 富弘美術館 |富弘美術館 (city.midori.gunma.jp)

www.city.midori.gunma.jp

 引用:富弘美術館

 

 

 ※星野富弘 氏

 元体育教師。体育の授業中に頸椎を損傷し、その後首から下が全く動かない状態に‥‥。唯一動く首から上を使い、口に筆を咥え、沢山の絵画や詩を生涯書き続けた人物になります。

 

 自分は筆を手で持てても、こんなに上手に絵や文字を書く事は出来ません‥‥。

 

 そこで大谷からの繋がりで、今度は富弘美術館を目指し足尾銅山を巡り日光へ抜け、日光の何処かの名所へ、あまり歩かないで済むし標高も高いから暑くなさそうだし、夏の一人でプラっとお出かけの候補地にして見ようかと思いました😊。

 

 

 

 さてさて出口へ向かいましょう!。

 

 

 出口付近の壁面には、外気と坑洞内の温度差や湿度差により出来る、岩盤の中に含まれる ナトリウム成分(Nacl塩分) が結晶化した霜柱の様な白くフワフワした様な物体で壁一面真っ白でした。

 

 海無し県にナトリウムとは、太古の昔は海の底だったというような名残なのですかね?。詳しくは知りませんが‥😅。

 

  階段を登り出口に向かいます。

 

 

 外に出ると少し ムワッ とするような暑さでした😬。中は半袖では寒いくらい。きっと夏に来ると凄く涼しくて快適なんでしょうね。

 

 

 

 

 駐車場に向かい、次なる目的地に向かいます。きっと、ゴールデンウィークはこんな風に ”” ガラガラ ”” な景色では無かったのでしょうね。車で行ける範囲(県内)にある意味観光地が沢山あるという事は、案外恵まれているのかも知れませんよね。

 

 若い頃は何の面白味も無かった場所ばかりでしたが、この歳になると案外面白かったりしているので、それはそれで結果的にはオーライなのですかね(笑)。

 

 最終話、続きは次の記事で。

 

 最後まで読んで頂いた方、感謝します!。ではまたです🖐🖐🖐。