真冬の日光への一人旅。今回が最後のお話になります。
最初に湯滝を訪問そのあと竜頭の滝と二荒山神社中宮祠、華厳の滝と。中々滝付いていますが、今回も ””滝”” のお話です。
いろは坂を下り、目的地である滝を目指しました!。(場所のネタバレ含みます)
ここまでに訪問して来た所の記事になります。
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さて、いろは坂を下り、東照宮方面へと車を走らせました。次なる目的地は少し穴場的な滝。自分も名前は聞いた事はあるのですが初めての訪問になります。
目指す滝の名は 『 怨みの滝‥‥😱 』
何やら物騒な名前だと人から初めて聞いた時は思いましたが、実際は字が違くて、
『 裏見の滝 』 と言う風に書きます。大昔は滝の裏側に回り込み、滝を裏側から見る事が出来たので 『 裏見の滝 』 と言う名前が付けられたと言う風に言われるようです。
かの松尾芭蕉も立ち寄り詩を詠んだと言われる場所のようです。実際の名の通り、昔は滝を後ろから見られた様なのですが、明治時代に滝上部の岩が崩落し、裏側から見ることが出来なくなり、現在の様な滝の姿となったようです。
自分も名前を聞いた事はあったですが、訪問は初めて。細いすれ違いの出来ない様な道を車で進み駐車場に車を停め、滝へと徒歩で向かいます!。
裏見の滝までは歩いて10分程度。登山道の様な、比較的整備された道なので、相当な軽装で無ければ大丈夫だと思うのですが?‥‥。もし訪問される場合は、まぁその辺は自己判断でお願いします。
轟く滝の音、冬の少しツンとした空気、綺麗な水、そして何よりこの景色を独り占め‥‥。人が少ない冬場の栃木のある意味醍醐味かも知れませんよね‥。
去年の大猷院も少なかったですしね‥。でもコロナ渦も明けたので今年は多いかも知れないですよね。
少しベンチに座って一休み。持ってきたボトルでコーヒーを飲みます‥😊。寒空のもとでで飲むホットコーヒー。何とも言えない至福の時ですね。
こういう所の方が人が多い街場よりも、断然落ち着く自分がいました。
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さぁ次なる目的地に向かうとしましょう!。今度の場所が最後の目的地になります。そして、この目的地が最終目的地であり、尚且つお出かけの一番訪問したい場所でもありました。
裏見の滝を後に最終目的地に向かいます。自分今から訪問しようとしている場所には今回の訪問で4度目になります。1度目は20年ほど前に奥さんの付き添いで‥。2、3度目は親戚の付き添いで訪問し、今回の訪問で4度目になります。本当に日光は、県外の方からしたら栃木では一番訪問したい場所NO.1なので(と言うか、ここしか無い的な言い方でもいいかなぁ~)、自県在住でも ””案内役と足”” として結構来てます。
今回訪問した場所というのが、
たもざわごようていきねんこうえん
『 田母沢御用邸記念公園 』 になります。
日光田母沢御用邸記念公園 (park-tochigi.com)
大まかな場所の説明としては、ここは大正天皇の静養所として整備された施設で、大正天皇崩御後は、昭和天皇の避暑地として利用され、戦時中には現在の上皇(平成天皇)が疎開先としても利用された施設になります。その後役目を終え、県に譲渡され、一般公開される様になったみたいです。
以前の訪問時は歴史に関して全くの ””NO知識🤪”” 。実際訪問してみても、建物自体の古さや巨大さには驚いた物の、全くを持って何の感想などありませんでした‥‥。
人間変わる物ですね‥‥。そんな施設に自ら訪問したいとは😅。
現在講読中の漫画 ””昭和天皇物語”” でここが度々登場します。自分アフェリエイトはしていないので、この本が売れても一円にもならないのですが、純粋に今一番ハマっているので、諄いかもしれませんが、また紹介してしまいました。
数ヶ月前に娘との渋谷への実際の漫画で描かれている場所への ””聖地巡礼”” を何だかなぁ~? とは言ってしまいましたが、自分も全く同じ心境になってしまいまして‥‥。でもある意味、本当に『いやいや、こっちは本当に聖地巡礼だろう?』。と言う勝手な解釈も‥‥。人間って本当に勝手ですね‥‥。
表紙は ちなみにですが、左が 裕仁親王(即位前の昭和天皇)、
右は日本初の政党出身の総理大臣 原敬 になります。
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中へと入って行きます。
入ると直ぐに、見上げる様な豪華な屋根の玄関が見えて来ます。逆光が返って神々しく見えますね。
入園券 大人 ¥600円 (庭園見学含む)
引用:昭和天皇物語 5巻
こんな風に随所に漫画の風景が出て来ました。実際にこの場所でビリヤードを楽しんだんでしょうね。漫画でのシーンが思い浮かび、何とも感慨深くなりました‥。
体の弱かった大正天皇。公務を停滞させない為に、象徴である御璽(ぎょじ:天皇の実印の様な物)を運びだそうとした際に、奥に見える棚に大正天皇自ら覆い被さり、御璽を死守しようとする姿‥‥。とても印象的だった漫画でのワンシーンがここでも思い出されました。
時の時代の、最先端、最高の技術‥。同じ建物の中で幾つもの時代が交差しているのが分かります‥。
歴史の学び直しの中で切っても切れなかった ””天皇”” と言う存在。政の中枢から離れ、実際は時の権力者と言う物に振り回される時代が最終的には多かったと思います。漫画でしか昭和天皇の事はまだ学んでいませんが、生まれながらに””王””になるべく育てられ、自分の苗字さえ無く、一般人とはかけ離れた生活を送る幼き昭和天皇。その中での葛藤や、混乱の中での時代に翻弄される数奇な運命‥‥。共感とは言わないでしょうが、色々な物を感じながら、続きを読み進めている所です。
恥ずかしながらこの年になり少し理解出来た ””天皇”” の存在過程、そしてここまでの歩み。歴史の学び直しをしていなければ、きっとこの様な場所になど自らは訪れる事は無かったでしょうね‥‥。
色々な思いを持ちながら、御用邸の外に出ます。
ぐるりと屋敷を廻り込む感じに南にある日本庭園を目指しました。
今回の旅で一番見たかった風景のアングルを探しに少しウロウロ。
『 うん 。 たぶんこの辺だったかな??。 』
と漫画の一場面を思い出し、カメラをパシャリ。
引用:昭和天皇物語 5巻
『 大満足😄 』
何とも感慨深い一枚になりました😊。
その先も庭園をぐるり‥‥。桜の季節はさぞ綺麗なんでしょうね‥‥。
ここも寒かったですが、凄く空いていて、これだけの場所をほぼ貸し切り状態で見学できました😊。本当にゆっくり見学するなら真冬の日光は最高ですよね。寒さは覚悟しなければなりませんけどね。防寒対策さえすれば、自分には問題ない寒さです。
さてさて、大満足です。お家に帰るとしますか!!。
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もちろん手ぶらで帰ると怒られるので、手土産一つぶら下げて行かねばなりません。日光は知っている方も多いと思いますが、けっこう羊羹が有名なのですよ。TVなどで紹介されるのは主に水羊羹が多いと思いますが、今回立ち寄るお店は水羊羹は無く、練り羊羹のみの販売になります。
羊羹の周辺に結晶化した砂糖が凄く印象的で、甘さもサッパリ。お勧めの羊羹屋さんがあるのです。それがこちら‥‥。
メインの通りの少し東照宮寄りの位置にある、知らないと中々躊躇してしまいそうなお店の出立になるのですが、羊羹は最高です😋。
暫くの間休業していたのですが、数年前から営業を再開したと聞きやって来ました。
何年か後にはこの佇まいも、区画整備の為に壊され、現代建築の様な、無機質な建築物に代わってしまうのでしょうね‥‥。まぁ防火の面や、耐震の面で仕方ない部分はあるのでしょうけどね‥‥。少し寂しいですよね‥‥。
『 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥😑 』
『 あらま‥‥‥💦 』
ひしや - 東武日光/和菓子 | 食べログ (tabelog.com)
まぁ昼下がりのお時間‥‥。こんな事もありますよ‥‥😣。次回来たときに再アタックしたいと思います!。午前中がリミットかなぁ~。田母沢御用邸はガラガラでしたが、神橋付近は新年の参拝客などで道路は渋滞してましたからね‥‥。
さて、手ぶらで帰る訳にもいかないので、プランB発動です。もう気分は羊羹モードなので、お土産は羊羹一択です。
プランBはひしやさんの近くにある ”” 三ツ山羊羹本舗 ”” さん。ここも有名なのでいつも観光客で賑わっています。鬼平さんはメジャーすぎるので今回はこちらをチョイスしてみました。こちらのも店もひしやさんに引けを取らない貫禄です。
ここでは練り羊羹ではなく、鉄板の ””水羊羹”” があるので水羊羹5本入りを購入!!。さぁお家に帰りましょう!!。
このあと本当はお蕎麦を食べてこうと思ったのですが、お正月なので下調べしていたお店が2件ともお正月休み‥‥。
仕方なく帰りの高速のPAで軽く済ませました😓。
今年も訪問出来た ””真冬の日光”” 。オフシーズンなので本当に場所と時間を調整すれば、車はスイスイだし、人は少ないし最高間違い無いです!。雪道が嫌では無かったり寒さが苦手では無ければ本当にお勧めです。あぁあと、朝一に現地到着は、勿論必須の事になりますけどね!。
これにて今回の ””真冬の日光一人旅”” はお終いです。大大大満足でした😊。結構来ているつもりでも初めての場所もありつつ、以前何度も訪れているような場所でも、見方の角度が変わったり、感銘を受けている昔とは変化した自分がいる‥‥。そんな部分も客観的に見て、『年なのかなぁ~?』などと面白がりながら一人旅を楽しめました!!。また来たいデスね冬の日光!。
日光=東照宮
の感じは否めません。でも東照宮の少し先にある今回訪れた田母沢御用邸。
””大正”” と言う少し忘れ去られてしまう様な時代の足跡が色濃く残る施設。東照宮のついででも良いので立ち寄ってみてはいかがでしょう??。
さぁ次は何処に行きますかね??。
最後まで読んで頂いた方、感謝します!。ではまたです🖐🖐🖐。