okite910nete1820’s blog

歴史が嫌いだった自分が学び直して、簡単な歴史の地図を作ってみます。

『一人でぷらっと旅の計画だったプラン』 ようやく実現😄。 第1話/全3話

 今回は 『 かかあ天下とカラッカゼ 』 で有名な我が県の隣接県

 

   群馬県 に行って来ました。日光に続いて連日にはなってしまいましたが‥‥。自分も奥さんのお尻に敷かれている身分‥‥。

 

 

 まぁ我が家でも間違い無くかかあ天下ではありますので、きちんと奥さんには休みを申請し、認可され、今回のお出かけとなりました。(実際は日光訪問の際もそうだったんですけどね‥‥。)

 

 

 今回の群馬への旅は去年の夏頃に記事でも書いた旅プランの実現の為です。(場所のネタバレ多いに含みます。)

 

okite910nete1820.hatenablog.com

 

 出発前に以前の記事の ””デジャヴ”” の様なやりとりはありました‥‥。でも、やはり今回も子供達は首を縦に振りませんでした‥‥。息子君に至っては、 ””冬休みの友”” ならぬ、 ””冬休みの敵”” が大量に蓄積していて、そちらの処理をせねば行けない状態に‥‥。まぁ何でも先延ばしにした自業自得ですよね‥‥。 

 

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 さて、そんな前置きもありましたが、目的地施設の開園時間丁度に付近の市営駐車場に到着!!。車を駐めていざ施設に向かおうとした所、 

 

 『 ウィィィィィーーーーン 』  と言うモーター音をあげながら見たこと無い小さなバスが近づいて来ました。

 

 👩‍🦳『 ○○○○に行かれますか?? 』 

 

 👨🏻『 ハイ?。 』

 

 と言う考える間も無い流れでそのバスに乗り込み目的地へと向かいました4~5分位で目的地に到着しました。

 

駐車場から目的地まで連れて来てくれた無料の巡回バス
10人乗り位ですかね?。タイヤが沢山付いていました
お客さんは自分の他に2人ほど‥‥

 

 そうです。このバスを見て訪問経験のある方は分かるかも知れませんが、今回のお出かけで一番始めに訪れた場所は‥‥‥2014年世界遺産に任命された

 

富岡製糸場

 

 になります。まぁいつもの旅と同じように朝一到着です。

 

 

お正月休みに訪問しているので門松が入り口門に飾られていました

 

 

 

チケットを購入していざ入場です。大人一般¥1000円でした



 www.tomioka-silk.jp

富岡製糸場 | しるくるとみおか 富岡製糸場 富岡市観光 公式ホームページ (tomioka-silk.jp)

 

施設全体地図

 

 この富岡製糸場。簡単な紹介をすると明治時代の ””日本三大官営工場”” の内の一つになります。群馬県の富岡市に有り、近代産業施設としては日本で初めてで、2014年に世界遺産に登録された施設になります。

 

 官制で始まった富岡製糸場。その後時代の流れ、絹製品の需要の変化により、 官から民へと工場の所有が変わり、絹の需要の減少から1987年に創業を停止。その後持ち主が18年間建物を保存。その後世界遺産への認定と言う運びになりました。

 

 施設の職員の方が、この ””18年もの空白の時間”” を最後の所有者片倉氏が、誰にも貸さずに、売らずに、壊さずに、保管し続けた事が、何よりも凄い事だったのでは無いですかね??。と雑談をする中話してくれました。

 

 ガイドツアー成る物が存在していたのですが、自由気ままに見学したかったので、参加はしませんでした。

 

正面に来ると印象的なレンガ造りの建物が

 

 

                                                                         

当時の面影が残る歴史を感じる雰囲気です

 

 歴史的な背景と、光と影の部分、時の流れ、時代の流れ。そんな資料が沢山飾ってありました。少しだけ以前より知識は増えたので、理解出来る内容が沢山ありました。

 

 

女性達の活躍の上に発展して行った産業‥‥
時代の変化と共に変化する情勢‥‥
現代の時の流れや時代の変化と比べても‥‥

 

 

 

 


 官営の時は守られていた労働環境も、民への譲渡後大きく変化して行く事に。日本は国として飛躍的な成長を遂げて行く中、徐々に労働環境は劣悪な物へと‥‥。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 色々な物を考えさせられながら先に進みました。

 

蚕の餌になる桑の木も

 

 

復元された蒸気機関のエンジンも

 

 

ブリュナ蒸気エンジン(復元機)


 自分メカ好きなので、こういうメカチックな物はやはり‥‥‥そそりますね😍‥‥。おフランスからの輸入品で初代エンジンは5馬力程度だとか。こんな大きさで原チャリのエンジン位の馬力なんですね‥‥。実演もしてそうだったのですが、この時はやってませんでした。時間などは書いて無かったので、もしかしたらガイドツアーなどにも組み込まれているのかな??とも思ったり‥‥。

 

西置繭所

 

 

明治時代に使われていた物などが沢山展示してありました

 

 

 



 

 

 

 

 

 

 

 

 

幾つもの時代を見てきた建物
建物の補修や修繕で使われた釘の形で時代が分かるみたいです

 

 天井を見上げて見ました。木造で柱の無い巨大な空間を作り出す工夫。現代では建築の当たり前となっている三角形を組み合わせる ””トラス構造”” や 蜂の巣の様に六角形を組み合わせる ””ハニカム構造”” 。ここでは随所にそのトラス構造が使用されていて、巨大な柱の無い空間を造り出していました。

 

西置繭所のトラスを用いた天井

 

 

繰糸所天井のトラスを用いた天井



 建物の外に出て見ます。ベランダから施設全体を見回せました。

 

施設を象徴する煙突や貯水タンクも

 

創業当初近くに作られた鋼板製の貯水タンク
きちんとした形で残る物は大変珍しい物みたいでした

 

木造でのこれだけ大きな建築物。建設するのも大変だったろうし
この常態で保存し続けた事は尚大変だったのでしょうね‥‥

 続いて1階の資料室に向かいました。そこには壁一面の年表が展示されており、富岡製糸場の歩みを見る事が出来ました。年表全体に書いてあることほぼ全てが理解出来る様な常態になっていました。何とも。少しですが、歴史の学び直しをして、良かったなぁ、とチョット思えました。

創業から世界遺産登録への道筋がずらり‥‥



随所に漫画でですが学んだ光景が‥‥

 

 

創業当初

 

 

時代を象徴するような物も沢山ありました

 

 

 

富岡製糸場が世界遺産登録を受けることがでした大きな流れです

 

最後の持ち主、片倉氏から市へ譲渡へ‥‥

 

世界遺産登録を模索、そして2014年世界遺産登録へ‥‥

 

当時の喜びを伝える地元新聞

 

 

世界遺産登録認定書も(レプリカ)


 歴史を学んだ事もあり、時代背景や人物像が理解出来た事もあり凄く楽しめました。西繭置所を後に、繰糸所へと向かいます。

 

 繰糸所 国宝

 

繰糸所内部 

 

沢山の女工の方達が作業をしたのでしょうね‥‥



本当にこんなアナログチックなメカチックな物‥‥そそります‥‥

 

現在の機械と違い、全て動力で、油圧やエアーも使用せず、クランクやカム、
ギヤなどで動力を細部にまで伝達させる‥‥。当時のエンジニアや開発者たちの高い技術力があったのだろうなぁ‥‥、と感心させられました

 

こんな ド・アナログなメカ‥‥たまらないですね‥‥😍
神社仏閣ともまた違った良さをヒシヒシ感じました😊

 

 

 

奥には世界遺産登録のモニュメントも


 日本の産業革命が起き、急激に時代が変化しつつあった明治から大正、昭和初期にかけて。その中で官から民へ経営者が変化するなど波乱万丈な工場の経営だったと思います。

 

 もちろんそこには高度な経済発展を支えた歪み的部分。””影”” なる部分も大きくあったと思います。自分が学んで来た事を、アウトプットしながら施設を巡り、その中で色んな事をすり合わせが出来たと言う事は、凄く良かったです。

 

 念願だった富岡製糸場への訪問。大満足でした😄。

 

 写真で見るのと、現物を見て感じる事はきっと全然違うと思いますので、是非、興味があり、一度も訪問した事無い方は、一度は訪問されて見てはいかがでしょう。城や神社などと言う様な ””浮世離れ”” した施設ではなく、 『 工場 』 と言う様な浮世の中の現実的な空間‥‥。

 

 でもその中には、かつての日本の偉大さや、光や影の部分、その他の色々な部分に思いを寄せられる素晴らしい施設だったと自分は思いました。

 

 今度は奥さんや子供達もつれて訪問したいです!。(でもたぶん子供は喜ばないなぁーイヤ絶対‥‥。自分も中学生だったら絶・ツマラナイかったまもなぁ~。いや、間違い無いかぁ~(笑)。)

 

 さて、富岡製糸場を後に、次なる目的地に向かいますか!!。続きは第2話で!!。

 

最後まで読んで頂いた方、感謝します!。ではまたです🖐🖐🖐。