今日は内緒の奥さんの趣味のお話になります。
今回もまた勝手にブログに載せてしまいます。バレると怒られます。多分。
以前少し触れましたがうちの奥さんの趣味は、字を書くこと。習字です。
okite910nete1820.hatenablog.com
ちなみに自分はと言うと、習字は大の苦手+大嫌い。苦痛でしかありません。
逆にタイピングなら、何時間でも打てると思います。
全く自分とは正反対なのですね。
そんな奥さん。息子と遊びながら作品風の習字を書いていました。
事の発端は息子が「こんな風な習字書いてよー」って言ったのがただの始まり。
その言葉とは、
犬派、猫派と聞かれたら、鳥派と答える坊主かな。
気付いた人は居ないと思いますが、この作品。とても作品とは言えないような事を
”ガッツリ”
やらかしています。
この「坊主」の坊。お坊さんの坊では無くて、防人の防を書いてしまっているのです。
まぁ遊びで書いたのですから細かいことは気にしないで良いでしょうw。
この習字というものも奧がとても深いのです。ここから先は奥さんの言っていた話になります。習い事や、技術の習得など、全般そうでしょうが、級が上がって行くにつれ、その先の最終目標たるものが出来てきます。
要は、師範の位を手に入れてからのその先の事です。
師範を手にするまでは、基本的な形や、課題を、”型”によって審査をされ、昇級して行くような形になります。宗派によっても違いはあるのでしょうが、まぁそんなに違いは無いと思います。(私見と、想像もかなり入ってます。)
自分8級も取れないようなレベルなので関係はないのですが、師範を取ってからその先は、自分の形を自ら作り出し、課題と言うよりはむしろ、作品を作り上げて行く的な方面に重きを置くような世界になって行くみたいです。
そこに難しさと面白さが一緒に潜んでるんですね。
昇級して行く過程の課題は、お手本通りの正に、教科書に出てくるような100人が見て100人が綺麗と褒められる字を書く人が居る。正にお手本のようなキチッとした字を書く人。
方や、昇級の際の課題ではあまり振るわないが、個性的な、暴れるような、尖った字を書く人が居る。
フィギュアスケートで言うなら、ショートプログラムが規定の課題、フリーが作品的なものでしょうか?
ここに芸術としての面白い部分が、必ずしも課題をキチッとクリアし、教科書通りの字を書ける人が、そのまま作品作りを難なくこなしていけるかというと、そうでも無く、かえって、課題では苦戦していたものの、作品作りとなると、とても素晴らしいパフォーマンスを発揮し、個性的なスバラシイ作品を作り上げて行く的な事が起こるみたいです。まぁ全てにおいて、パーフェクトな人は存在するとは思いますが。
こんな風な事は芸術の世界では良く目にしますよね。
歌手の世界でも、透き通って綺麗な声などとはほど遠く、ガラガラ声で歌を奏で、でも歌を聴くと、何故かしら引きつけられてしまう。心にガツンと来る。
小学生が書いた方が上手いんじゃないかってような落書きみたいな書。でもなんとなく魅力的に見えてしまう、引き付けられてしまう、味がある書。
本当にこの分野では尖った個性が強い武器になるのだと思いました。癖が強く、暴れるような、個性的な尖りが作品としての魅力を作り出す。逆にこの世界ではこの尖った部分がないと、ただの凡才となってしまうくらい尖り=個性は武器になるのです。
本当にそう感じました。
自分には全く持ち合わせていない芸術的センス。自分はスポーツとかよりも、絵が描けたり、楽器が弾けたり、陶芸だったり、習字だったり、どちららかというと文化面的なそちらの方面に強い憧れを持っています。そして、持ってる人がうらやましく思ってしまいます。
自分で言うのも何ですが、スポーツセンスは少しはあると思うのですが(若い時ですけどねw)、こちらの方(文化面)はからっきしありません。きっと無い物ねだりなんでしょうね。
ただ、そんな人たちの作品を見たり、音楽を聴いたりは大好きです。アーティストさんたちが作り出す物には、本当にそこに個性があふれ出ていて、それを感じる事ができるから。まぁその先の好みはもちろんありますけどね。自分はどちらかと言うと、魁男塾とか、ジョジョの奇妙な冒険みたいな絵力がある絵よりも、タッチが丸っこい優しい感じの絵が好みです。なので、イラストやさんなんかも好きです。
でも芸術ってそこですよね?
人が良いって言うから良い作品やアーティストではなく、自分では、個人的に好みだからとか、フィーリングが合っているような作品が本当に良い物だと思っています。
本当に色々なセンスを持った人は羨ましいなぁーって思う。最後はそんな話になってしまいましたw。
最後まで読んで頂いた方感謝します。ではまた🖐🖐🖐。