okite910nete1820’s blog

歴史が嫌いだった自分が学び直して、簡単な歴史の地図を作ってみます。

我が子は‥‥。

今日は少し真面目なお話。一人の親としての意見。真っ黒い文字だけの記事になります。

 

息子が小学校中学年の頃、うちの奥さんは本当に悩んでました。

とにかく息子が学校生活で浮いてしまう。友達や周りからも苦情などが先生の所に多く寄せられる。そんな事を担任の先生から面談の時に言われてました。

 

正直自分も悪ガキだったほう。なので男子はみんな馬鹿が多いと思っているので(一部表現に偏見があるかも知れませんがお許しを。お利口男子の方々スイマセン。)そんな子に対して、自分はある程度の耐性はあると思います。

でもうちの奥さんは全てを真正面からガチコン受け止めるタイプの真面目人間。クソがつくくらい真面目な人間なのです。鋭角に構え、物事を柳の様に全てを受け流す自分とはまるで正反対な性格なのです。

 

そんな人が先生にこんな事を言われて

「男子はみんなこんなもんでしょー??」的なヘラヘラした受け止めも出来るはずも無く、悪い方に悪い方に考え、相当に悩んでいました。まぁ詳しくは書きませんがまぁそれなりに普通の子(ここに来て普通の子って表現も難しいかも知れませんが。)がしないような突拍子も無いような行動をしてしまったり、発言してしまったりも正直してきました。

 

悩んで担任の先生と相談し、カウンセラーの人と相談して見ることを進められました。で息子がやったのはとりあえず知能テスト(IQテスト)って言うやつと、母親との2者面談。IQテストの結果を元にカウンセリングを行うみたいでした。

 

結果はと言うと、やはり非常に異常な数値。カウンセラーの人も地方ではあまり見かけない数値だと言っていました。とにかく異常に数値が高すぎるとの事でした。小学校中学年で発覚した我が息子は浮きこぼれって事。

 

でもこの時点でカウンセラーさんとお話をして、これからの生活や、接し方、まぁそんなアドバイス的な物をもらえたし、何よりも息子の特性がキチンと理解できたことで、奥さんも少し、気持ちが楽になったかも知れませんでした。

 

カウンセラーによれば、もう少し成長すれば周りも成長してきますし、自分も少しずつ成長してくるだろうから、あと少し、見守ってあげて下さい的なアドバイスでした。

 

まぁその人のアドバイス通りかどうかは解りませんが高学年になるにつれて、少しずつ、だいぶゆっくりではありますが問題行動も減り、周りと馴染んだ行動が少しずつ取れるようになってきたのは、親たちにとっては少しほっとさせられる成長でした。

 

このブログでも書いていたと思いますが、ルービックキューブを一面も出来ない状態から6面そろえるまで。それをユーチューブを見て2日目(一週間位と書いたけど本当は2日でした。盛ってすいません。)で6面揃えるのに1分かからない、あの動画の状態になってしまったのです。ある方向に自分の気持ちがマッチしたときには凄い処理能力を発揮する。ピアノなんかも数十分の練習で少し難易度の高い曲も弾いてしまう。

 

でも、やはり良いことばかりでは無いのです。とにかく普通の子が出来るであろう事が出来ない、空気を読んだり、優先順位を立てたりするのが苦手だったり、忘れ物が多かったり、気分で無いと全くやらなかったり‥‥。

 

まぁ本人にしてみてもきっと窮屈な思いや、我慢を沢山しているのだろうと思います。

 

等の本人にとってもきっと、生き辛さを子供ながらに感じていたことでしょう。

 

なので本人にも意思があり、行かせてあげることが出来るのであれば親としては地元の公立中学校では無く、受験をして入る中学校への進学をさせてあげたいとは思ってました。

 

でも決して公立の中学校を否定しているわけではありません。正直お姉ちゃんは地元の中学校だったし、自分もそうでしたし。まぁ田舎なんで特に。それで不自由を感じたことはありませんでした。

 

公立中学校の教育方針の特性とは、凸を削り、凹を持ち上げ平均的な丸いボールを作りだそうとする教育方針。それは公立の学校全体の考え方の特性とも言えるでしょう。今更このことについて議論もする気もありません。現実がそうなのだから、自分一人の小さな人間が異を唱えても変化が起こるなどあるはずも無いのでしょうから。この教育方針。明らかに昭和の時代の考え方だと自分なりに思ってます。子供たちに都合の良い教育ではなく、先生たちに、大人たちにとって都合の良い教育。先生に対してのイイ子。これは恐らく自分たちの中学生時代と比べてもさほど変わって無いと思います。

 

若い人たちには申し訳無い物言いになってしまいますが、これから沈み行くであろう我が母船、日本国。正直自分の年齢になるともうすぐ水平飛行を終え、人生で言う着陸態勢へと飛行高度を徐々に落としている状態。まぁ楽観論ですがギリ自分たちの時代、後少しは落ち目の現状維持で何と乗り切れるだろうと勝手に思っています。今の日本は。

 

でも、彼らの大人になるときには恐らく今まで自分たちが育ち、当たり前だった先進国としての暮らしが、継続出来るかどうか解らないくらい深刻な状態になっていると思います。日本だけで無く、世界の情勢も一昔前からすると不安定極まりない状態へとなっているはずです。民主主義と、資本主義の限界を迎えての過渡期となっているのかもしれませんね。今の若い人たちにしてみれば夢も希望も無いような言い方になってしまい申し訳無いですが、好転の要素が全く見当たらない。何よりも国の中枢、政治も悪すぎる。政治に変化を求める。この事についてはもはや議論する気にもならないほど、無駄な事でしょう。その時に道を切り開いて行かなければならないのは彼ら自身なのです。国や自治体は何もしてくれない。個の力で乗り越えて行かなければならない時代になって行くのでしょう。学のある有識者でさえ、5年先、いや来年の事だって予測できないこれと言った正解の無い混沌とした世の中。

 

その中では昭和のような能力的に、平均的な真円を描くような人間では無く、人よりも違った、とがった部分を持つ、そんな人材が求められるだろうし、現に、今でも求められる時代になっています。そしてその風潮はなお強くなって行くでしょう。

 

また日本国内って言う狭い目線ではとても彼らの時代は取り残されてしまうと自分ながらに想像しています。

 

なので彼には凸を削り取るような教育方針では無く、凹よりも凸をより尊重してくれるような、そんな事を目指してくれるでろう違った環境で、色々な凄い人間の居る場所で学ばせてあげたいと、馬鹿な親なりに考えていました。ただ、こうしてあげることが決して正解だとは言えない事も解っています。お金だけ使って、結局は無駄でした的な事になるかもしれません。結局正解は無いのでしょうから。

 

そんな彼もユルユルな中学受験を終え、何とか結果を出し、希望する中学校への進学を決める事が出来ました。何とか合格をすることが出来ました。(同じ学校から受けた数名も合格出来たみたいです。みんな頑張ったんだね!。良かったデスね!。)

 

正直ユルユルとは言っても、決して平坦な道のりではありませんでした。一番の功労者は勿論、等の本人では無く母親でしょう。何度くじけそうになっていたことか。何度投げ出しそうになった事か。現に自分も相当回数ぶち切れてます。笑われちゃうくらいぶち切れてます。何度もテキスト投げつけてます。ブログでは書きませんでしたが、今、正直に書きましたw。何度もあきらめて投げ出してます。自分では出来なかったくせに、子供にはそれを求めてしまう。親のエゴだと解っていてもついつい言ってしまう。本当に親の心子知らずなんですよね。色々な人の意見をネットとかで見て見ても、この中学受験、親のモチベと子供のモチベの差が一番の軋轢となるのでしょう。親子が同じベクトルと、同じ大きさならば、きっと何の問題も起こることは無いでしょう。でもおそらくは、一般的にはこのベクトルは真逆を向いているはずです。現に我が家も最後までそうでした。実際、小学生が勉強に自主的に取り組む。まぁそんな事が出来るのは志が高く、精神年齢が高く、本当に賢い、ほんの一握りの人たちだけでしょう。現に自分が学生だった頃は勉強から必死になって逃げることだけを考えていました。勉強なんて誰だってしたくありませんもんね。本当にそんな息子と最後まで向き合い、付き合いきった我が奥さんには一番の功労者としてお疲れ様でしたの言葉を贈りたいと思います。

 

「本当にお疲れ様でした。」

 

でもここからは彼の新しい人生の一つ目の大きな分岐点を歩いて行くことになると思います。正直、井の中の蛙の彼。中学に入り見る景色はきっと想像を絶すると思います。正直少し位能力があったとしても、世の中には更に上はいくらでも存在するのです。また、才能での付け刃よりも、地道な努力と、真面目に物事と向き合うことが出来る、後からでも身につけられる才能には何人たりとも敵わないと言うことをきっと思い知らされると思います。今まで自分が見てきた景色と全く違う物を見る日が来ることを彼はまだ解っていないでしょう。現実は厳しいと言う事を。

 

でも男親の意見としてはむしろそれも一つの社会勉強だと思っています。いろんな人間を見て、知り、世の中、日本の、世界の大きさ、広さを知ってほしい。世の中を見ること、色々な人間を見てくること。むしろそっちの社会勉強の方が大切ではないかと思っています。鶏口牛後は大人になってから!。今は牛後でも良いから自分の小ささを知り、努力、向き合う事の大切さを学ぶ。そんな事を沢山学んで来て欲しいです。環境は人を変えますから!。

 

まぁ何はともあれ、ひとまず人生の大きな分岐点を一つ通過した我が息子。この先も沢山の分岐点を選択して行かなければならないのでしょうがそれはまた少しだけ先のお話。選んだ分岐点からの新しい未来がこれから始まって行くのでしょう。どんな道にして行くかは自分次第。親はそのサポートしかしてあげれないから‥‥。

 

まぁ息子よ。とりあえず合格おめでとう。これからの方がきっと大変だろうけど、未来へ向けての試練だと思ってガンバレよ!

 

今日は息子のお話でした。ではまたです🖐🖐🖐。