県庁所在地の駅にお出かけ🚉 。

　今日は、宇都宮市に用事があったので、少しだけ観光気分で県庁所在地である宇都宮市の主要駅、　”宇都宮駅”　に行って来ました。

　東京から東北新幹線で一時間弱。風景はガラリと変わり、少しノストラジックな駅に到着すると思います。

　そう、餃子で一際有名になった南東北と、栃木NO.1の都市　””宇都宮””　です。

　さて、ここでブログを見て頂いている方で、本当にどうでもいい事ですが、

何故宇都宮が餃子の街となった?のかご存じな方はいらっしゃいますか？？。これって、平安時代から続く歴史の有るような物では無く、比較的ごく最近の出来事がきっかけで、宇都宮は餃子の街へと変貌を遂げました。折角なので、今日はそんなお話です。

（どんな折角か分かりませんけどね😅）

そこにはこの3つのキーワードが関係しています

一人の女子大生（短大生？？だったかな？）
山田邦子
おまかせ！山田商会

👆深い歴史を感じさせない様なワードばかりですよね(笑)😅。

　餃子専門店のお店が多かったり、もともとの始まりの原点の部分は、戦後満州に駐屯していた師団が帰国した際に、本場中国の製法などを持ち帰り、宇都宮各地に餃子のお店を開いたのが始まりと言われています。そこから色々な餃子の専門店が増えて来る事となったみたいです。

ここからは自分のリアルタイムの　””歴史””　になります。全てをリアルタイムで見て来ましたからね。

　時は1993年頃に遡ります。当時の名物と言えばイチゴもまだ台頭して無く、　”干瓢”　くらいしか無かった我が県‥‥。そして宇都宮もこれと言って誇れるものもさほどなく‥‥。でもでも、もともと宇都宮市の餃子消費量は全国トップクラスの消費量だったみたいです。

　バブルの崩壊も始まり、市の経済が下向きかけ始め、””何とかしないといけない！””と思った町興し担当の市の職員がそこに目を付け、

　👨🏻『そうだ！餃子をアピールして町興しをしよう！！』

　っとなったのが、そもそもの話の一番最初の　””小さな渦🌀””　になります。ここからはトントン拍子に宇都宮市には　””タイミング””　が味方をしてくれました。

　同じころ宇都宮の女子短大生があるテレビ局に　

👧🏻『学園祭を盛り上げたいから是非、自分の短大にタレントさんが来て、学園祭を盛り上げてほしい！！』　

　との手紙による　”応募”　をしました。本当にこのタイミングと言うのは数奇な物ですよね。この時を同じくして市の町興し担当の職員が、奇しくも同じテレビ番組の町興し企画に応募の手紙を送っていたのでした‥‥。

　TV局側も、ネタになりそうだと思ったのでしょう。この2つの事を同時に取り上げ　「宇都宮餃子大作戦」　なる企画を立ち上げ、TV番組が全面的にバックアップしてくれる事となりました。市には全国規模のアピールになり、女子短生に取って見れば、頻繁に芸能人が訪れてくれて、学園祭も最高の盛り上がりとなる‥‥。テレビ局も数字が取れる‥‥。宇都宮市も知名度が爆上がりとなり、とにかく全員が　Win！　Win！　Win！　の関係になれたのでしょうね。

　最初は小さな渦が、瞬く間に巨大化し、””とても大きな渦🌀””　となり、蓋を開けて見れば、番組企画は超絶大成功！！。

　その瞬間より

　🥟餃子の街宇都宮🥟

　は爆誕したのでした。当時学生だった自分は、毎回楽しみに見ていました。その番組と言うのが　「　おまかせ！山田商会　」　だったのですね～。

　当時大人気だった　山田邦子さんの影響力は絶大で、一つの市町村のその後の運命を大きく切り開いてしまったと言う事は紛れも無い事実でしょう。

　現に、30年経った今でも、宇都宮市は　””餃子の街””　と言う事を前面に押し出し、全国的に見ても餃子としては有数の知名度を保ち続けられていると思います。

　まめ知識ですが、この宇都宮の立役者となった山田邦子さん。宇都宮市では、何処の餃子屋さんでも　””顔パス””　で餃子を生涯食べられる見たいですよ。まぁ、これらの功績にして見たら、安いもんでしょうけどね（笑）。

　ある意味、今の宇都宮の名物があるのは、この女子短大生と、市の職員と、当時は力を持っていたTVメディアの力の賜物では無いかと思います。きっと、宇都宮市にとって、歴史的に見ても、全てのラッキーが重なった瞬間でもあったのでしょうね😄。

　もし、企画を他の市町村でやっていたら、今の様な宇都宮の成功は無く、違った場所での全国レベルのご当地グルメが誕生していたのかもしれないですよね。歴史に　””もし””　は無いのでしょうけど、本当に宇都宮市はついていたんですよね。

　この女子短大生と、市の職員は名誉市民で表彰もんですよね。表彰されたのかな？。

（その後は詳しくは知りません😓）

　さて、山田邦子さんはこの企画の中で、もう一つの名物を宇都宮に残しました。

それがこれ↓

　もう一つの宇都宮名物　””大谷石””　で出来た餃子のシンボル像。になります‥‥。

ここで一つ栃木のまめ知識。

ja.wikipedia.org

　宇都宮市内の建築物にもふんだんに利用されている　”栃木県の誇る名産品”　なのです。

少し近隣市町村の豆知識

お隣の鹿沼では、園芸で使用する　””鹿沼土””　が有名です。（何か石だの、土だの、干瓢だの‥‥。もう少し、華が欲しいと思うのは自分だけなんでしょうか？？。自分は欲張りなんでしょうか？？(笑)。）近頃鹿沼では、宇都宮の餃子に肖ってかは知りませんが、　””シュウマイ””　で町興しをしようとしています。個人的にはベクトルダダ被りで「うーん😓」な感じもしますが、崎陽軒の創業者が鹿沼市出身だと言う事もあり、まぁ致し方ない事情もあるのでしょう‥‥。これもまた数奇な運命なのかもしれませんね。まぁお隣鹿沼も、　””風が吹く様に””　頑張って貰いたいです。

何も言葉は要りません‥‥。とてもシュールな気分になります‥‥。

　芸術とはこういう物です‥‥‥💦。

　ズット見ていると皮に挟まれそうな気分にならなくも無い感じがします‥‥。

　なんか、

　前見た時より、

　風化してる気が‥‥‥‥しないでも無くない‥‥‥（笑）。まぁ柔らかい大谷石だから仕方ないっちゃあ仕方ないですね💦。

　今から14年前、少しシュールなエピソードが実はこの餃子像には有ります。この餃子像。以前は駅の東口にひっそりと佇んでました。駅東の再開発に向け1回、別の理由でもう1回、この餃子像は　””引っ越し””　をしているのです。その1回目のお引越しの時に、衝撃的な事件が起きました。当時自分はリアルタイムでこのニュースを見て、もう、正直、何も言えずにただただテレビ画面を呆然と見ている事しか出来ませんでした。もしかして見た方いますかね？。

　「こっ、この醜態を、ぜ、全国放送で？‥‥‥」

　　　　　　おいおいおいおい、まぢかまぢかぁ？

　TV局が餃子像を引っ越しする場面を撮影していました。

　作業員がユニック車で餃子像を吊り上げようとした瞬間‥‥‥。引っ掛けていたワイヤーが外れたと同時に作業員の悲鳴

『ガタン‥‥‥』

　　　「　あ゛ぁっ‥‥‥w(ﾟДﾟ)w💦💦」

　　　　　　「　ボゴっ‥‥‥‥ゴトッ」

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　「チーン‥‥合掌‥‥」

Stone statue is destroyed 　　無残に横たわる餃子像‥‥。

（動画もUPされていたのですが、添付して良い物か判断できなかったので、気になる人は個人的に探して見て下さい！いないか(笑)）

　見た目よりも案外重い、1.7ｔもある（まぁ一応石ですからね(笑)）見事に餃子像がバランスを崩し倒れ（この場合まぁ人間様のせいでしか無いのですがね‥‥）、そのはずみで像は3分割位に倒壊😱‥‥‥。その状況をTVカメラは全行程撮影していました‥‥。恐らく、当時はSNSなどはまだ全盛期では無かったので大丈夫でしたが、今ではきっと格好の　””ネタ””　とされ、大変な騒ぎになったかもしれないですよね　‥‥。

　まぁ、死傷者が出なかったのが不幸中の幸い！。所詮は石なので、修理をするか、作り直せば済むことですからね！！。（こんな事言ったら怒られるかな(笑)）。

　その後の餃子像。どのような経緯で修復したかまでは知りませんが、一応元の形には戻ったみたいです。今では良い接着剤だって沢山ありますからね。

　そんな餃子像、一度目の引っ越し先ではどうも目立たなく場所が悪いと言う事で、現在のこの宇都宮駅改札を出て来て繁華街方面西口真正面に置かれる事となりました！。

　何も語らない石像も、こんな歴史があるのですよ(笑)。

　さて、その再開発された東口を覗きに行ってきました！！。