okite910nete1820’s blog

歴史が嫌いだった自分が学び直して、簡単な歴史の地図を作ってみます。

リスクの分配。エネルギー編⚡。

今日は少し真面目なお話。

 

普段から少し考えておきたいリスクの分散のお話をしたいと思います。

 

いきなりですけど2011年3月。福島原発は何故??原子炉がメルトダウンし、あそこまでの凄惨な事故へと繋がったのでしょう?

 

最高の安全性を誇り、絶対に事故は起きないと言い切っていた原発

 

何重にも張り巡らせた安全装置により原子炉の安全性は担保されていたはずでした‥‥。

 

 

複合的な要素はあるでしょうが、津波により原子炉本体が破壊されたのでは無く、一番の原因は津波により電気を起こす装置が破壊され、冷やすことの出来なくなった原子炉が暴走してしまった事が、一番の原因でしょう。

 

原子炉を安全に停止させたり、制御したり、冷やしたり、圧力を抜いたり、いくつも、何重にも安全装置は揃っていました。

 

しかし、それを動かす原動力となるもの

 

電気⚡⚡

 

を失ってしまったのです。

 

車でもバッテリーが無くなってしまえばただの鉄の塊となるでしょう。

 

どんなにスバラシイ安全装置も、動かすための電源が無ければただの鉄の塊です。

 

スイッチオンしても、電源の来てない安全装置は、動くことはありませんでした‥‥。

 

全ての安全装置の(中には原始的に動く安全装置はあったのですが、上手く起動させられなかった等は今回は割愛します)原動力を電気に頼った事により、その電気を失った原発は何の安全装置も動かすことのできない施設へと無残にもなってしまいました。

 

皮肉にも、電気を作っている施設で、電気が無いと言う事態が、あの惨劇を引き起こしたのですね‥‥。起こしている電気の規格と、使用する電気の規格があまりにも違い過ぎていたのが原因ですね。

 

まぁこんな薄っぺらい事だけでは無く、その他の原因もその当時は複合的に存在したでしょう。

 

ただ今回のお話は、こんな風に一つの物に100%依存する危険って言う意味で、いつものように、あくまで個人的な見解満載で、ザックリと話を進めて行きたいです。

 

今回お話することはきっとお花畑の理想論みたいなお話にはなってしまうでしょうが、自分はその中でも結構実行出来ている部分は多くあると思いますので参考にして頂ければと思います。

 

家庭のエネルギー

家庭で一番エネルギーを消費するのは光熱費の

 

”熱🔥”

 

の部分になると思います。

 

最近は省エネ型の電球の普及で、光よりも、だいぶ熱へのウェイトが大きくなって来たと思います。

 

熱と言う部分では、一般的な家庭では、キッチンで使うコンロ、お風呂で使うお湯、寒い部屋を暖めるための暖房。大きく分けてこの3つになると思います。

 

今の家庭のモデルでは相当数オール電化、全ての熱源を電気で賄う家庭が多いと思います。

実際我が家も東日本大震災前はそうでした。でも我が家では震災を境に少し考えを変えました。

 

東日本大震災

北関東も震災の被害を大きく受けました。

その時関東一円で起こった、計画停電と言うなの強制停電。3月の寒い時期に本当に電気の無い時間に苦労しました。こればかりは自分だけでは無いし、ひどく被災された方を思うと軽々しく言えません。

 

ただ、電気を失うことにより、煮炊きも出来ず、暖も取れず、電気を失う事、使えなくなることの重要性を思い知らされました。

 

生活がどれだけ電気だけに依存してしまっていたのか‥‥。

 

そして、それがある日突然使えなくなった時に訪れた煮炊きも出来ないという厳しい現実の世界。

 

東日本大震災

我が家では、震災後、家庭でのエネルギーの分散を検討して、実際に実行してみました。

 エネルギーの分散。

 

震災までオール電化だった我が家、一度に全部では無く、器具の更新時期と同時期に、台所のコンロをガスに変え、給湯器をエコキュートーから石油ボイラーに変え、暖房もエアコンばかりに頼らずに、ファンヒーターを併用し、冬場は灯油をストックするようにする。灯油ボイラーのタンクを大型化して、そこにも灯油を貯められるようにしました。そして、備蓄用として石油ストーブを購入しました。こんな感じの電池で使うことが出来るやつです。

 

非常時にこれがあると、電気が使えなくとも暖は取れるし、お湯位沸かせる優れものなのです。

こんな感じに震災以降、家庭の熱エネルギーによる電気への依存度をちょっとづつではありますが、減らして行く事を実行に移して来て、現在では完了しています。今では熱に関する部分は、昭和的なエネルギー源に逆戻りした感じです。電気30%、ガス30%、石油30%に分散しました。そもそも自分は電気はCO2を減らせて、かつ、エコであるとは思って無い派なので、この辺は化石燃料でも仕方無しと割り切っています。

 

電気の事について書いた以前の記事です。電気のエコを考えています。

また、電気は海の温度の上昇にも一役買っていると言う事も分かると思います。

 

okite910nete1820.hatenablog.com

 

 

エネルギーの分散よるメリット・デメリット

そしてこちらがエネルギーを分散した場合に感じたメリットと、デメリットになります。

 

メリット

  • 災害や、停電の際に何かしらの熱源を確保出来る
  • お湯の残量を気にせず、お湯が使えるようになった

 

デメリット

  • ガスや電気に基本料金が別々に発生するので、光熱費のコストの増加
  • 設備投資が増えるので、コストの増加
  • 灯油は自己管理となるので、これが意外に面倒
  • 灯油ボイラーは意外に音が出るタイプもあるので、街場には不向きかも

 

こう見てもメリットを上回るほどのデメリットの多さになります。正直、何も起こらないと言う100%の確証があれば、自分もまたオール電化に戻したいです。

 

ただやはり、色々な意味で災害の多い我が国日本。もしもの、転ばぬ先の杖として、自分では、経済的にも、労力的にも大変になりますが、自分が経験してきた苦い歴史。それを繰り返さないためにも仕方無しですがこんなことを実行しています。

 

まぁここは本当に物事のとらえ方の個人差ですので、何とも言えない部分ではありますよねぇ。

 

また場所柄的、家の構造的、立地的様々な問題があるでしょうからに。たまたま我が家は田舎の持ち家なので可能な話でして。

 

出来ればやって欲しい事

ただ、これだけはやって欲しいって言う事を一つだけ挙げるならば、冬場の暖房だけでも灯油を使えるご家庭や、地域の方は、ファンヒーターを併用し石油をストックし、あの電池で使える石油ストーブを1台でも備蓄しておく。

 

ソース画像を表示備蓄したいストーブ、この手のやつですね。

この手のストーブは箱に入ったままでもいいので、一台あると良いかもです!。

 

この事はやっても損は無いかなって思っています。

 

そもそも今回のお話は、寒い季節、12月から3月にかけて災害や、大規模な停電が起こった場合のお話でして、暖かい季節に起こるもしもの場合のお話ではありません。

 

あくまで冬限定でのお話です。最近では雪に慣れているはずの地域でも、大雪により何日も停電するような事態も昨年末のニュースで良く目にしました。本当に寒さの厳しい地域では暖が取れないのは死活問題になりかねないですもんね。

 

ただ、この石油(灯油)に関してはストックする場合には注意が必要でして、少しの知識を学んでからが良いと思います。

 

知ってる方もいるとは思いますが、実は

 

石油(灯油)は腐るんです!。(ガソリンもしかり!)

ソース画像を表示※特にポリタンクで保管の場合は要注意!。

                  ※ガソリンはポリタンク保管不可!。

 

正確な言い方では無いのですが、印象づける為あえてこんな言い方をしましょう。

保存の期間や、保存の仕方などにより、灯油は正確な言い方ですと”変質”してしまうのです。

 

詳しくは ”変質灯油” でググって下さい!!。

 

扱い方によっては火災や、ファンヒーターの故障を引き起こす場合があるので、ある程度の知識を備えた上で、灯油の備蓄はやった方が良いと思います。

 

最後に

今回は転ばぬ先の杖としてのお話になります。役に立つのは何か災害や、日常と違う状態になった時です。何も起きなければ余計なお金だけが掛かる、不必要の話になってしまいます。

 

ただ、自分の場合、仕事の立場上柄もあるのですが、色々なリスクを潰して行く事を優先的に考えてしまう、色々なことをシミュレーションしてしまう、良く言えば慎重派、悪く言えば臆病者。

 

なのでこんな物言いで締めくくるのはどうなのかと思いはしますが、最終的にはまぁこのリスク管理のウェイトを自分の中でどの程度の物とし、向き合って行くかが重要では無いかと考えます。

 

物事への比重の割り振りは人それぞれ。

 

心配事を増やして行けば行くほど、不要な手間や、経費が掛かってしまいます。そして、役に立つかどうかは正直解らない。役に立つときが、明日かも知れないし、100年先かも知れない。この辺のバランスを上手に加減しながら、出来る範囲で、出来ることを備えて見てはいかがでしょうか?。

 

自分は未だにガラケーを使用しています。

 

時代についていいけないって言う部分もありますが、少しですが、スマフォに全てを任せてしまう生活に少し違和感と、恐怖心を持っている、本当に歳はそうでも無いのですが、古いタイプの、古い考えを持つ人間になります。そういった方面でも、全てを端末に任せてしまう生活も、いったん端末が使えなくなった時には生活が一瞬で滞ってしまう。お金の支払いすら出来なくなってしまう。

 

なので不便な面は多々ありますけど、ガラケーを未だに使っている理由にもなります。

 

まぁこれも田舎だから通用する暮らし方なのかも知れませんけどねw。

 

ただ時代はそうも言ってはいられない。

 

理想の分散は、30%を3つ作る。本当に理想の話になってしまいますがね。解っちゃいるけど難しいんですよね。

 

我が家は未だに多くの決済を未だに、 「いつもニコニコ現金払い」 です😅。

 

ここの部分は、我が家では次に、メスを入れなければいけない、リスクの分散部門でしょうね。

 

今日は少し堅苦しい話となりました。まぁ少し変わった人の少し変わった戯れ言として、でも参考になる部分は参考にしてみて下さいw。

 

電気で熱を作り出す。これって意外に非常に非効率的なんですよ。電気代の高騰もあるので検討の余地あると思いますよ!

 

最後まで読んで頂いた方、感謝します!。ではまた🖐🖐🖐。