まず、ブログを途中から読んで頂いている方(多くの人はそうだと思うのですが)
『 何故この人はこんな事をやっているんだ? 』 とお思いでしょうから、年表も完成した事ですし、少しその辺も交えて紹介がてら、今回少し詳しくお話したいと思います。(始まった時期が2年近く前の事になりますので‥‥。)
自分が歴史の学び直しを始めたそもそもの原点。
自分は、高2からは理系コースへと進み、世界史も日本史も高校生からは1ページも教科書で史学を学んだ事はありませんでしたし、学ぼうとも思わないまま大人になりました。結構それでも何不自由を感じた事は一度も無かったと思います‥‥。
完全に国立無視、私立一本のこの尖ったカリキュラムはいささかどうかと思いますが、まぁ仮に史学があったとしても、大嫌いな科目なのは変わり無かったと思いますけど‥‥。
歴史の知識は中学生の社会程度‥‥。歴史の授業はほぼ寝てました😓。しかも大の苦手教科‥‥。当時はあの年号や人物などの機械的な暗記作業がとても受け入れられなかったです。蕁麻疹が出来る位大嫌いでした。
そんな中で一昨年、息子君に 『 歴史と理科を教える係 』 と言う役目を奥様より仰せ仕りました。そこで、北条政子や日野富子、御成敗式目や武家諸法度の人物名も区別も知らない様な人間が、息子君に歴史を教える為に、歴史の勉強を始めました。
まぁ歴史の勉強とは言っても漫画を見たり、動画を見たりがほとんどでしたけどね。
始めてみた 『 歴史の勉強 』 。案外始めてみたら凄く面白かったのです。中学生の頃は蕁麻疹が出来る位大嫌いだった歴史の授業。
この年になって来ると実生活で経験して来た事全てと言って良い位、世の中の出来事全てが歴史とリンクする‥‥。人の生き方、権力の行方、政治の堕落、カネの流れ、欲望の果、人間の汚さ‥‥。
そんな部分が凄く面白かったですよね。
現代政治や経済は嫌いでは無かったので、それらの事が多方面で繋がり、リンクしたのも面白さの一つの要因だったのかもしれません。
そんな感じに始まった自分の歴史の学び直し。
そこでブログを始めたキッカケともなった2つのYouTube動画に出会う事になります。
出会った当初はこの内容すら目から鱗的な感じでした。本当に歴史に関しては何も無い状態でしたので‥‥‥。
出会った2年前頃は再生回数500回位‥‥。
今はもう70万回再生を突破しまだ現在も再生回数はグングンと増え続けています。
作者ドグマ君と繋がりたく、生まれて初めてのネット環境への参加。彼のブログで感銘を受け、自分もブログを始めて見ようと言う流れで自分のブログもスタートしました。
小、中学生のお子さんだったり、歴史が苦手だったりと言う高校生でも、中受の勉強の取りかかりなどでも、歴史の基本的なん流れを確認するには一見の価値ある動画だと思うので、歴史が嫌いだっていう人がいれば、是非薦めたいと思います。大人の人だって役に立つ部分も沢山あると思いますよ。
歴史が苦手な人が、歴史に対する苦手意識を無くしてくれる動画だと思います。
そんな自ら学び直しをして行く中、歴史の学びで何が一番大切なのだろう?と言う疑問が湧きます。
答えは ”” 通史 ”” 。
この歴史の骨格となる ”” 通史 ”” が、学びの中では一番重要だと言う事を学びました。言い換えれば ””点”” で覚えるのでは無く、 ””線”” で覚える事。
通史 = 年表
そう、単純にこれなのです。通史が頭に入っていれば、それが歴史的イベントの骨子、骨格となり、細々な事はそこに肉付けしてあげれば良い。
そんな単純な事ですが、中学生の自分はそれが全く出来ませんでした。徒然と書かれた文字の羅列に、そのイベントが起きた年号。それを中学生の自分は全く理解する事も、覚える事も出来ませんでした。覚える気が無かったのでしょうね。
こんな標準的な文字だらけの年表だと自分はどうしても覚えられない気がしてなりません‥‥。
そこで、息子君が中学生になり、本格的に歴史の勉強を始めるまでに、日本史の通史の年表を作成し、それを息子君が通史の理解に役立つかと思い、それを渡してあげようと言うのが全ての始まりでした。
色んな試行錯誤を重ねて考えた年表。自分、普段よりマインドマップ的な図解が好きなので、マインドマップ風な形をイメージし、たどり着いたのがこのカタチの ””年表”” になりました。
頭の中で、『 どのあたりにあったかな🤔 』 的にアウトプットし易い年表の地図の様に使えれば良いかな?と思い、
”” 年表地図 ”” とも名づけました。
マインドマップはいわば自己中心的なイメージの吐き出しです。マインドと言う位だから自分専用です。人に見せる物では無く、自分自身の脳の中を整理し視覚化する様な物。
故に、製作者本人にとっては分かりやすいのかもしれませんが、他人にとっては少し理解がし辛い物だと思っています。””決まった形を作らない”” と言う概念がありますので‥‥。
なので、中心に一つの物を置き、放射状にフロートを広げて行くのが本来の姿。これだと流れを表現するのは非常に相性が悪いのです。
基本的、標準的なマインドマップ
人物や、一つのイベントを深堀りして行く時には標準的なマインドマップが非常に有効的だと思いますが、流れを表現するには少し不向き。
そんな中で流れをイメージして作った形になります。基本決まった事が大嫌い。はみ出し者の特性を生かし、概念を少し破りました。
マインドマップの概念を破り、敢えて一つの大きな ”” 型 ”” を作ってしまい、時代ごとに年表を作って行く。
一つの基本となるテンプレート(型)を作り、その上でトレーシングペーパーを重ねて行く様に 『 レイヤー(階層) 』 を作り、重ねて行く。そんなイメージで作りました。
レイヤー管理
また、イベント事に色分けをし、戦争や政治、変や乱、人物などを、決まった色で分ける事により、時代全体でどのような出来事が起きたかを把握しやすくするようにも工夫して見ました。
写真やイラストも小さくても良いので、アウトプットの手助けになるように、出来るだけ配置するようにしました。
基本的な見方
1.時代での大きなイベントの流れの確認
まず、矢印の方向に時代が流れているので、大きな太文字と年号を読み、この時代に起きた大きなイベントを確認します。この時に視野を広げると ””ゴチャ”” っとしてしまうので、あくまでこのイベントの時代での流れを意識します。
2.一つのイベント事の理解
次に、一つのイベント事にスポットを当てて行きます。文章的に書いて無いので、要点を、端的に自らつなぎ合わせ、一つのイベント事に概要を掘り下げて、理解して行きます。
あくまで単語的な用語が多いので、不明な場所などがあれば、教科書なども併用して行くと効果的かもしれません。
3.時代のイベント全体のインプット
次に時代全体の流れをインプットします。一つのイベント事の理解が出来たら、そのイベントが時代のどの辺りで起き、何色だったか?、イラストや写真も複合的に頭にイメージし、全体の配置をイメージして行きます。
イメージとしては、最初は ””木”” だけを見ていたイメージから、徐々に視界を遠ざけて行き、 ””森”” 全体を見渡すようなイメージです。
例えばこの室町時代。代表的な赤いブランチは4本あります。つまりは大きな戦が4回あるって事です。全体的に年表を見渡した時に、
『 あの辺りに赤いブランチがあったよなぁ~🤔 』
『 上の方は青い部分が多かったよな~🤔 』
的に全体的に流れを掴む事が出来るのではないかと思います。
4.ページ右半分
ページの右半分は歴史の流れとは関係無く、補足イベントととして覚えて行けば良いのではと思います。基本的には左半分のページが年表の纏めになります。
5.アウトプット
これまではインプットのお話でしたので、最後は一番肝心のアウトプットになります。
アウトプットは、今までインプットした流れの逆をやって行けば、成立するはずです。
- まず時代の全体的なイメージ(森)を思い出す。
- 森の中から(木)の部分、出来事や人物がどの辺りにいたかを、色やイラストやブランチの部分を意識しながら思い出す。
この二つの流れだけです。こんな感じで時代のイベントの年表が、形として頭の中にあり、それを色々な方法で引っ張り出して来れるようになれば、時代のイベントの流れが理解出来、通史として頭の中に入って来るのでは無いかと思います。
イメージ的には、頭の中にきちんと形が決まった年表(棚)を作り、その棚に付箋紙を貼り付けて、必要な時に付箋の内容や、色や、イラストを手助けに手元に引き出して来るようなイメージです。
漫画などで、『 あのページの、あの辺りのばめんだったよな~🤔 』 的な。
5.まとめ
以上が歴史の年表地図の概要になります。勿論好き嫌いがあるでしょうから万人受けしないことは間違い無いでしょう。
自分の奥さんも 👩🏻 ””グチャグチャしていて分かり辛い””
と言う評価を最後まで頂きました‥‥。
自分はこんなグチャグチャした方が頭にイメージし易いんですけどね~。どうしても文字よりも、”” 形 ”” や ”” 音 ”” で頭に入れた方が入りやすいのですよ‥‥。お馬鹿さんなので‥‥😓。
まぁどんな評価でも良いので、取りあえず最後まで完成させられて良かったデスよ(笑´∀`)。新しい ”””年表の形””” と言う概念と言う物は表現出来たかなぁ‥‥‥とも思わなくも無く無く無いかな‥‥(笑)。息子君の為にはならないかもしれないけど、自分の為には少しはなったかもしれないですからね😁。
次回は完成した年表をNO.1~NO.30までの総集編になります。
最後まで読んで頂いた方、感謝します!。ではまたです🖐🖐🖐。