〇歴史年表地図【7/30】
今日は当ブログの本題、作成中の年表地図の7ページ目
”武士の台頭と鎌倉幕府の始まり”
になります。
あくまで歴史初心者的な目線で見ていきますのでご了承ください。
内容途中に誤字や間違いなども,きっと見落としや勘違いなどもあるかもしれませんが、自家用として作成しているので、その辺はご勘弁。
この時代のザックリとした流れと、一番の重要な事は何か?
この時代、ザックリな流れで行くと
- 1. 天皇家内の身内での、武士を使った権力闘争
- 2. 力を付けつつあった下請け(武士)二大勢力の飛躍(ALSOKやSECOMの様な武士団)
- 3. その下請け同士の争い
- 4. 決着
- 5. 幕府初誕生
- 6. 2大勢力によるアンバランスな統治の開始
一番重要な事はこの時代はズバリ
”武士の飛躍”でしょう。
これは、この時代以降しばらくは中心的存在になって来るので、武士の存在と、飛躍はこの時代の一番の重要な事となると思います。
さて、こちらが武士の台頭と鎌倉幕府の始まり、の標準年表になります。
赤い文字は戦や、乱、変を表しています。
この時代の年表、本当に真っ赤っかですよね。いかに争いが多かったかがこれからも想像できると思います。まぁほとんどは源平合戦の戦いなのですが、戦国時代と変わらない位、常に誰かと誰かが争っています。
何かこの人間の根本の性質、嫌になりますよね。そもそも人間自体がそういう生き物なのでしょうかね??歴史を浅くですが学び、同時に哲学的な意味合とつながっていくのは自分の中では想像もつきませんでした。どれだけ無知だったのかって事ですよねw。
こちらは武士の台頭と鎌倉幕府の歴史年表地図になります。
こちらはユーチューブの動画です。
こちらはユーチューブの制作の勉強を兼ねてやっているので完成度は低いです。
ただ形になっているだけなので申し訳ないです😫
さてこの時代でのザックリした流れでの感想は、
1. 天皇家内の身内での、武士を使った権力闘争
平安時代後期になり、天皇家と血縁関係の断絶と、荘園整理令による財力統制により、貴族の政界進出を弱め今一度、天皇家に権力が集まりだしました。
貴族に権力を奪われつつあった天皇家が、また天皇中心のワントップ体制に戻りつつありました。
そうなるとどうなるでしょう??
誰だって集まりだした権力は何時までも手中に収めておきたいですよね?。毎日遊んで暮らしたいですよね?。忙しい忙しいって言ってこれ見よがしな行事ごとであたかも仕事をしている感を演出したいですよね??現代も過去も全く変わりは無いのです。
そう。また今度はその集まりだした権力を奪い合い、天皇家同士で争いが始まったのです。本当に何度繰り返せば気が済むのでしょうねこのくだりw。(この後もまだまだ続きます。)
でも一昔前の壬申の乱の時のように、自分たちが表立っては戦をしません。
何故なら危ないですもんね。怪我しちゃいますもんね。下手すりゃ死んじゃいますもんね。
なのでこの人たちも全て,現代の政治家の方たちと同じくお金で解決的な事で、極端なたとえ話になるかもしれませんが、金銭的な物で代理で戦ってくれる者を立て、自分たちは支持をするだけ。戦を下請けに出し、下請け同士で争わせ、上層部は高みの見物で上から十八番の
”指示しました”
的な感じだったと思います。(この辺は、あくまで個人の感想です。)
2. 力を付けつつあった下請け(武士)二大勢力の飛躍(ALSOKやSECOMの様な武士団)
で、この代理戦争をこなして行く二大勢力、例えてですが、東のALSOK(源氏)、西のSECOM(平氏)的な警備会社がニョキニョキと急成長してきます。そりゃぁ命を賭けて戦っているのですから、当然と言えば当然の結果かも知れません。ついには武士と言う当時は低い身分であった者から、昇殿人(とにかく偉い身分)にまで成り上がる武士まで出てきます。元々武士とは、荘園(貴族や寺院など所有の特別ルールの所有地)を守る為に雇われていた、警備会社的な存在でしか無かったのですからね。皇族や貴族の番犬的存在でしか無かったのです。
杭が出てくると面白くない輩も当然出てきます。
そう。一昔前に一世を風靡した貴族たちです。
彼らのヒガミも相当な物だったのでしょう。時の風雲児となり、成り上がって行く急成長中の武士と、徐々に斜陽化して行く貴族の立ち位置。この武士と貴族の軋轢も、人間の負の部分の感情を見て行く上でとても面白かったデス。
そしてこの二大勢力、今度はそのALSOKとSECOMがバチバチな勢力争いを繰り広げて行くことになります。
3. その下請け同士の争い
この、因縁の二大勢力。世代をまたいで争いを続けることとなります。その中でこの歴史を学ぶ事への自分の一番の大きな答えと言っても過言では無い物語がこれだと思います。
歴史を学ぶのは何故だろう??
まぁ今のところ自分の答えはこれです。
僕とロボ子ではなく、隣の平家物語。ここに歴史を学ぶ意味がすべて書かれていると思います。
クイズ王の伊沢君もお勧めしています!!TSUTAYAに行った時に衝動買いしてしまったのですが、とても良かったです。
是非是非お勧めです。横山さんの漫画絵はワンパターンですが、良いですよね。ちなみに三国志は全巻実家にあります。
ひとつ難点としては、この漫画、実際のコミックより、1.5周りほど小さく、文字が小さく、人生初の老眼鏡を買う羽目になりました⤵。まぁ目のいい人には関係の無い話になりますが。ネットを見ると、ワイド版も出ているみたいですね。自分の行くTSUTAYAにはありませんでした。
okite910nete1820.hatenablog.com
もう歴史とは平家物語で良いと思います。とにかく歴史を学ぶとは、私見ですが、どんな事が起こったとかはさほど重要では無く、人間の馬鹿さや愚かさ加減を学ぶこと。人間の本質を学ぶこと。そして人間はどうあるべきかの答えをそれぞれに考えること。どのように生きて行くのかを考えること。その学びのための基礎なんだなぁ。
そんな風に今は思っています。やはり、学生の時にやったような機械的に年号や出来事を覚える事ではないと思います。
主人公の平清盛。
彼の生き様は全ての時代の人間本来の強欲さの象徴であり、人間の本来持ち合わせている煩悩全てを、手にした人物でもあるのでしょう。そしてそのなりの果て。
現代社会にもリアル清盛みたいな存在は各方面に存在し、様々な、色々な意味での渦を作り出しています。
高校生の時に授業でやったであろう平家物語は、ドラクエのラリホーの呪文にしか聞こえませんでした。正直やったかどうかすら覚えていません。でも、大人になり学び直した平家物語は本当に本当に面白かったです。
中田あっ君の平家物語。これでざっくり物語を学び、
活字よりも、音で入って来た方が理解がしやすい私。活字を読まないで良い朗読を聞く。
そんな風に平家物語を学んでいました。もう祇王と仏御前の下りなんかクズ男の頂点みたいな振る舞い。権力を持った人間のなれの果ての姿を、現代も過去も代わりが無いのだと言うことを、面白おかしく改めて学ぶことが出来ました。こんな物語を、若くして面白いって言う学生とかは、よほど精神年齢が高いか、相当賢い人なんでしょうね。本当に頭が下がります。
”余談になってしまうのですが、白河上皇の時代にはさすがの白河上皇でも手を焼いた強訴と言う名の神仏を後ろ盾にし、神輿を担いでデモを行うBOSEのやりたい放題。これがお祭りの起源なんですかね?キチンと調べれば良いのですが、調べずにそのままになっているので、そのうち忘れなければ調べようと思います。
でも時代が進むにつれ、神仏にも平気で手を上げる者が出てくるなど、時代は常に、時の常識は常に変化し続けて行くと言うことも学べ、面白いところでもありました。”
そんな平家も盛者必衰の運命を迎えることとなります。
4. 決着
平家も平清盛が慈悲を掛けて命を取らなかった源頼朝と、義経により、結果として滅亡へと追いやられて行きました。このあたりの人間ドラマも、現代で人気がある理由がこの年になり、ようやく理解出来るようになりました。
壇ノ浦で滅亡した平家。でも実際には、全国に名字を変え、落人とし暮らすこととなります。自分の県にも平家の落人の集落があり、こんな当時の中心地から離れた場所で、かつとても山深い場所で、現代でも山深いのに、900年も前だったら本当に暮らして行くのも大変な場所だったろうなぁって素人丸出しの意見ですが、そんな現代とのリンクも感じ取ることも出来るようになりました。
”またまた余談ですが、平家物語に出てくる那須与一。この人って義経の家来だったんですね。更に、栃木県出身って事をここ最近知ることになりました。FFで与一の弓って強い武器があり、那須与一は知ってたのですが、その二つは知りませんでした。どんだけ無知だったんでしょうねw。”
5. 幕府初誕生
源頼朝が武士の納める、統治する”幕府”なる物を作り出しました。
ここでこの幕府を建てるために最重要課題であった平氏の討伐。その一番の功労者を頼朝は手に掛けることとなります。異母兄弟、血のつながっている者であるのにもかかわらず。まぁこれからの戦国時代は日常茶飯事ですよね。
そんな頼朝が建てた幕府なる訳の分からんニューフェイスに、古参の西の天皇家が面白いはずありません。
6. 2大勢力によるアンバランスな統治の開始
この時代の幕府誕生は、西の朝廷と、東の幕府なる、頭が2つ、権力のトップが2人居るような少し不安定な時代へと突入して行くきっかけともなりました。それぞれに統治するエリアがあったり、中には両方から統治を受けている場所も出てきたり。今まではワントップで来ていた物が、ここに来て、頭が分裂するという、歴史上初めての事が起こったのです。
しかし、鎌倉幕府を建てた等の本人は、幕府誕生後数年で謎の死を迎えることとなります。丁度大河ドラマの鎌倉殿の13人の時代ですよね。
ここからしばらく、混沌とした社会情勢が続くこととなってしまいます。
自分は学生の頃、平安時代から室町時代までは特に大嫌いでした。でも学び直しをし、物事が理解できるようになってくると、この時代はむしろ戦国時代よりもズットズット面白いと言うことに気付かされました。
何て言うんだろう、こう人間臭いというんでしょうか??様々な世の中の仕組みや、しがらみやコミニュティーの為と言うよりも、自分の欲望を満たすために、人を動かす。政を行って行く。恐らくコミュニティーがまだ小さいから、その小さな山で起きた出来事だから、そんな風に人間味が前面に出て来るんだと思いました。
次の時代はいよいよ武士が台頭してくる鎌倉時代になります。このあたりから如実に力、暴力で支配し、強い者が勝者になり、暴力的に歴史を作り上げて行く。勝者の歩いた道が新たな歴史を作る権利を得る時代が訪れて来ます。まさに勝てば官軍の時代ですね。
それまでは、神仏や、天皇などという存在には決して逆らう者など居ませんでした。しかし、そんな物も物ともせずに、神仏には手を上げるは、挙げ句には天皇家にも逆らうは、これまでの時代とは価値観がガラリと変わるような思想が芽生え、そして、ものすごい勢いで時代が変わって行きます。
そんな戦国時代の少し前の、武士と、天皇家の壮絶な、複雑なパワーバランスの変化により、一気に天皇家の力が弱くなる時代でもあります。先の貴族はというと、平安時代で一足先に脱落した感じとなっております。
とうとう、天皇家にまで牙をむき始める事となった世の中、鎌倉時代。この時代もとても自分的には面白かったです。
さて次は 鎌倉幕府の政治とモンゴルの襲来
になります。長くなりましたが最後まで読んで頂いた方感謝します。ではまた
🖐️🖐️。