ジャン!横山さんの平家物語
横に並べると標準的なジャンプコミックよりも、1.5周り位小さかった。
と、同時に中の文字も1.5周りほど小さい。………
もう、まさしくあの渡辺謙の状態である。
本を投げたくなった。
とうとう自分に物理的に嘘が付けなくなってしまった。もうマンガを近づけようなら文字はぼやけ、放そうもんなら文字が小さくて読めない。なんとか今まではごまかしごまかし ”あれ? なんか変だ? いや、気のせいだ。”
そう言いながら薄々気がついてはいたのだがこれまでやってこれた。エンキンのサプリも飲んできた。でもこれは完全に読めない⤵。
自慢では無いが、私の水晶体と水晶体の周りの筋肉はかなり性能がよかった。40半ばを過ぎても、仕事でパソコンに延べ何千時間、家ではモンハンに延べ何千時間ディズプレイを見てきても視力は両目とも1.5あったのである。(お父さん、お母さん強く生んでくれてありがとう。まさしく親に感謝である。)しかも現在進行形で今もある。
しかし、近くが見えなくなってしまったのだ。
ここ最近の読書(マンガ)構成も恐らく原因の一つだろう。とうとう我が”目”は悲鳴を上げたのだった。
困ったなー⤵。とにかく奥さんに報告してどうすれば良いのかを聞かねば。
我が家では奥さんも夜の車の運転の時以外は眼鏡をかけない。コンタクトもしてない。子供達も今のところ目は悪くはない。(頭はあまり自分に似て良くは無いが。)
奥さんに報告する。
「この本買ったんだけどさー、字が小さくて読めないんだよ!どうしよう。?」
奥さん曰く
「眼鏡買って来たらー。」
当たり前である。この時の解決法は、本をデカくするか、見る側を変化するしか方法は無い。至極当たり前な回答である。前者は今の技術では出来なくはないが、ドラさんのビックライトみたいに簡単には行かない。100点の回答だ。
「どこで?買ってくるの?」
奥さん曰く
「100均のでいいんじゃない。100均に売ってるよー」
駄目である。さっきの回答までは完璧だったけど、今回は0点の回答だ。
嫌である。なんか嫌である。理由はわからないけど嫌である。たぶん役所なんかに置いてある 弱、 中、 強 、的な物を言ってるのであろう。前に100均とかの眼鏡とかだと目が悪くなるような、ならないような、どちらとも言えないような都市伝説的な物は一応耳にしたことがあったからだ。(100均さん偏見でごめんなさい)
{人の自慢の目を何だと思ってやがるんだ!。バカにしやがって。チキショウ。少しイラッとし}
「嫌だよう。ちゃんとしたやつの方がこの際良いんじゃない?(100均さんがちゃんとしてない的なニュアンスではない。)」
奥さん曰く
「じゃあ眼鏡屋さんで買ってきたら。」
私
「うん、じゃあそうしよう」
「じゃあお金頂戴。」
奥さん曰く
「自分のお小遣いで買ったらー。」
{くそ、}本日二回目のイラッとした。
今まで私は眼鏡をしたこが無いし、もちろん買った事も無い。眼鏡屋さんにもこの年になって初めて訪れる場所である。近くの眼鏡市場さんを訪れ
店に入り、
「あのー眼鏡が欲しいのですがー」
そう言って店員さんの指示に従い、書類を書き、
店員さん「では検査しますね。こちらにどうぞ。」
自分は目の検査など棒を持ってやるやつと、免許の切替の時にやるやつくらいしか、やったことがない。
検査を進めて行くと、
店員さん「この点を見てくれますか?」
「いきますねー」と言ったときに見ていた点が消えた。
思わず ”うぉ”と心の中でいってしまった。両目で見ていたはずの点が視界から消えたのだ!
店員さん「お客様の利き目は右目になりますね。」
私はこの年になり生まれて初めて ”利き目” と言う言葉を知った。利き腕は知っていたが、目にも利きが有ったとは。恥ずかしながらこの時初めて知りました。
検査も終わり、フレーム選びになり店員さんに質問
「これと、これはどう違うんですか?」
店員さん 「これはデスねぇー」と色々な情報を教えてくれるが、基本私には必要ない。家でしかかけないし、マンガを読む時しか使わない。
要は値段と、デザインの違いみたいなので、前者に最大の配慮をしつつ、
「じゃあ、これで。」
この間4秒くらい。
店員さん「えっ、もう少し選ばないの??」的な反応。
店員さん「色とかはー」
「色もこれで良いです。」
眼鏡をかけている人にしたらデザインとか、おしゃれとか必要になってくるだろうが、私は家着でマンガ読む時にかけるだけの眼鏡。
まぁメガナーにとっては失礼だが、基本邪魔なのでかけたくない。
なのでこんな風な選び方ではあったがなんとか生まれて初めての眼鏡
老眼鏡(軽い)ではあるがその日のうちにお家に持って帰る事が出来た。
15000円くらいした!100均の150倍である。
それが
ジャジャン
さてとこれでやっと平家物語が読めるぞ!