okite910nete1820’s blog

歴史が嫌いだった自分が学び直して、簡単な歴史の地図を作ってみます。

奈良時代~平安時代(前期)貴族の政治【6/30】。

○歴史年表地図【6/30】

 

今日は当ブログの本題、作成中の年表地図の6ページ目

 

奈良時代平安時代(前期)貴族の政治

 

になります。

 

あくまで歴史初心者的な目線で見ていきますのでご了承ください。

内容途中に誤字や間違いなども,きっと見落としや勘違いなどもあるかもしれませんが、自家用として作成しているので、その辺はご勘弁。

 

中学生時代、大嫌いだった平安時代。何してたんだよ?貴族ぅ?蹴鞠して、俳句を詠んでいただけだろう??的な本当に馬鹿男子の鏡のような意見を述べ、一切勉強などしませんでした。しかし、その遊んで暮らす生活を維持して行くためには、裏では血のにじむような努力(努力と言えるかどうかは定かではありませんが)をしていたことが、歴史を学び直し、分かる事となりました。

 

大人になってから学び直してみるとこの平安時代非常に面白い。後の室町もそうですが、この二つの時代は、大変面白くない、から、大変面白いへと自分の中で大出世をした時代なのではないかと思います。

 

この時代のザックリとした流れと、一番の重要な事は何か?

 

ザックリな流れで行くと

  1. 遷都と密教の普及に伴う仏教の政治関与への排他からの
  2. 貴族の政治関与による地位の上昇からの
  3. その貴族内での権力闘争からの
  4. 中央集権国家への疑問と反発からの
  5. 貴族の政治介入への最盛期からの
  6. 天皇家の再中央集権国家への盛り返し。 ってな感じではないでしょうか。

     

    一番重要な事?

    この時代もやはり一つには絞れないような気がします。時代が進むにつれ、時代の分岐点や需要な出来事が多々あり、一つに絞るのが難しくはなってきています。

流れで上げた部分がこの時代での重要な事と言っても良いのだと思います。

 

ですのでこの奈良~平安時代全体的な流れで話を進めて行きたいと思います。

 

さてこちらが奈良~平安時代(前期)貴族の政治の標準年表になります。

 

こちらが歴史年表地図になります。

 

(この年表地図はパソコンがぶっ壊れた時に丁度PDFファイルで残っていたデータになるので、本当は少し添削とかしたかったのですが、手が付けられないので、最後にまたゼロから作り直したいと思っています。)

 

こちらはユーチューブの動画です。

こちらはユーチューブの制作の勉強を兼ねてやっているので完成度は低いです。
ただ形になっているだけなので申し訳ないです😫

 


www.youtube.com

 

 1.遷都と密教の普及に伴う仏教の政治関与への排他。

 

奈良時代最後の頃起きたビックな出来事。道鏡の宇佐八幡神託事件

力を持った一人の僧侶が、天皇の位を脅かし、国の最高権力の地位まで上り詰めようとした事件。

事の発端は僧侶自体が、国の政に首を突っ込み、政治的な力を着けてきたところにあるのでしょう。

それらを嫌った天皇家はこの坊主や有力な貴族たちを置き去りにして、都の中心を動かしてしまおうと考えます。それと同時に行ったのが仏教自体の存在改革を進める事。

今までの地位を向上させたり、私腹を肥やしたりする仏教の考えではなく、修行をすることに最大の喜びと美徳を感じる風な仏教を広めようとしました。

 

ボディービルに例えると、鍛えた体を表舞台に出て見せびらかすハデハデミーハーな考えではなく、修行することに快感を覚え、ひたすらに筋肉のパンプアップをし、己を鏡で見て、己を称える。いわばナルシスト的な筋トレ中心のボディービルみたいな感じでしょうか?。

そんな仏教で言う、修行することに重きを置いた考え密教を二人の有名な僧、空海最澄を使い意図的に流行らせました。(宗教と政治の関係。何時の時代でも、どの国の歴史からも切っても切り離せないテーマなのではないでしょうか。)

ナルシストなので他人には興味がない。パンプアップしてゆく自分に酔いしれる。政治の事などには無論興味などありません。(ボディービルを揶揄している訳ではありません。あくまで例えです。)

 

そんな新しい形の仏教、政治に口出ししない仏教に、時のトップである天皇家は代えて行く政策を打ち出しました。鎮護国家からの脱却でもありますね。

 

 2.貴族の政治関与による地位の上昇。

 

仏教をなんとか刷新出来た天皇家。しかしこの時代の問題は実際の所ここからでした。

荘園制度や天皇家への血縁関係の”繋がり”と言う事を後ろ盾とし、財力的にも、血筋的にもこの時代の貴族はとても大きな力を持つこととなります。そしてその巨大な力を持った貴族が、この時代の中心へとなって行くのです。

 

ただ全ての貴族が良くなって行ったわけではなく、中にはうだつの上がらない貴族なども存在し、西と東の温度差に疑問を投げかけ、反乱を企てるものなのも現れ、(承平天慶の乱)る事となりました。

 

この時代を学ぶにあたって年表地図も少し派生した、踏み込んだ考えが出来ないか試行錯誤をしていました。それは娘の日本史Bのマンガの本を読んでいた時に思いつきました。正直この少女漫画チックな絵は好みでは無いのですが、文章と漫画が、4対6位で載ってる漫画で比較的解りやすかったです。

 

読みながら思ったのですが、この本、初見では全くと言って良いほど内容が理解できませんでした。が、色々な漫画を読んだり、丸竹さんの動画を見たり、基本的な事を理解してくると、少しづつですが内容が理解出来てくるって言うのがとても自分的には新鮮な感覚でした。ゲームで言う、歯の立たない敵に、レベルを上げたり装備を強くしてから挑むと勝てるようになって行く、的な感覚だろうと思います。

 

        大学入試 漫画で日本史が面白いほどわかる本

 

標準的、基本的時間軸は表現出来た。じゃぁもう少し踏み込んだ内容を表現することは出来ないだろうかって事。

 

色々考えてたどり着いたのがこちら   

中心には基本的な出来事が記述してあり、外側に広がって行くにつれて応用的、少し踏み込んだ内容の出来事が書いてある。

 

「うーんでもこれじゃぁ少しぐちゃぐちゃしていて見ずらいよなぁ」

 って事で最終的に考え出したのがこの形   

(この年表地図もパソコンがぶっ壊れた時にPDFファイルで残っていたものなので、ゼロから作り直しをしたいと思っています。)

中心付近のイベントは基本的な物なので、解説ブランチは省略し、イベント名だけにしてみました。少しはスッキリし、流れの中での深堀が出来る感じが自分の中ではしました。

 

 3.その貴族内での権力闘争。

 4.中央集権国家への疑問と反発。

 5.貴族の政治介入への最盛期。

 

平安時代の標準的な歴史年表を見てもらうと、あまり赤い色が目立たなく、政治色や、人物色を色が目立つと思います。

 

でも一歩踏み込んだ内容をまとめた年表地図をご覧ください。表立った時代の動きとは裏腹にほとんど真っ赤っか。

そう時代の舞台裏では血族同士の争いや、家柄同士の争い、兄弟間の争い、派閥同士の争いなど、とにかく争いが絶えなかったのです

 

ここら辺も大人になってから学び、学生の頃は平安時代など何をしていた時代なのかも知らずに大っ嫌いでしたが、今ではとても面白い時代の一つとなりました。何と言っても欲望にまみれた人間関係や、嫉妬、恨みつらみ、妬み。人間の負の部分が垣間見えて非常に面白く学ぶことが出来たと思います。

 

ただこの時代を学ぶに当たり、一番苦労したのが”血縁関係”と”同じ苗字の羅列”の理解

これには本当に苦労しました。って言うか完璧には未だに理解出来て無い部分も多々あります。我が娘も大っ嫌いと言ってました。

 

まぁ歴史全般で言える事でしょうが、とにかく血縁関係が”エグイw”

 

やはりこの部分。現代的な一般常識を持ち合わせてしまっているほうが理解に苦しむような気がします。

兎に角、血縁上での現代社会においては考えられないような交わりが平然と、何世代においても繰り返されてゆく近親相姦。

この辺は少し理解に苦しみ、超複雑な家系図ともにらめっこしながら、

 

なんなんだよ!!これは😵‍💫!

 

って少し切れ気味に家系図を眺めていました。

 

そんな複雑な家系図を作りだし、天皇家と深い結びつきを築き上げた一族が時代の中心へと踊り出してきます。

元々貴族は天皇家より、政を任されていたいわば下請け業者。現代の内閣で言う官房長官。NO.2。そんな下請けが元受けを飲み込むほどに成長し、実質のNO.1へと上り詰めます。幼い天皇を傀儡人形とし関白や摂政と言う新たな役職を自ら作り出し、政治を動かし、実権を握りしめて行く。

この時代、絶頂を極めた藤原氏。最高の栄華を極める事となりました。道長の詠んだ詩からも相当の自惚れを感じられます。現代のマスクの様に。

 

 6.天皇家の再中央集権国家への盛り返し。

 

がっ、それも永遠には続きません。もはやこれも歴史を学ぶ上では定説ですね。

藤原家の血縁関係が弱まりを見せたその一瞬で今度は天皇家が巻き返しを図ります。

後三条天皇の荘園整理令により、貴族たちの財力削減に成功し、天皇家へと風向きを変え、権力を取り戻した風に見えた天皇家

しかしまたもや今度は天皇家の中で権力の奪い合いを始めるのです。

 

現代の会社に例えるなら、社長と会長(相談役)。

 

現職天皇と、上皇の、院政の争いです。

またもや同じ天皇家の中で争いが起こり出すのです。

 

(この頃番外編に学んだのが天皇の後ろに”後”が付く天皇の事。素人なので単純に二番目の同じ名前の天皇なのかな位に思っていたら、実際は時により理由が違い、意志だったり、住まいだったりにより付けられたみたいな事もザックリですが雑学程度に学びました。)

 

人間、仲良くは出来ないのですねぇ。欲が深いんですねぇ。

あの手この手で自分の権力の誇示できる期間を延ばしてしまう。現代もどこかの大きな大陸の首長は、勝手にルールを改訂し、任期を伸ばし、着々と自分の思い通りになるような体制を作り上げて行こうとしています。歴史を学び直し、この人間の欲の深さには本当に感心させられっぱなしです。何千年も変わらないんですもんね。

 

そしてこの権力の誇示をバイオレンス、武力、暴力、を利用する事によって成しえて行こうとするのです。もちろん上層部は頭も良いし、自分の事は可愛い彼ら。決して自分たちの手など汚しません。なんせ危ないですもんね。全部丸投げです。全部金で解決です。現代で言うテレビでよく聞くあのフレーズ。

 

「指示しました🥸!!」

 

 

次の時代は平安(後期)~武士の台頭へと舞台を移して行きます。この時代からいよいよ日本の歴史に欠かせない存在の武士が登場してきます。彼らは最初は賃金で雇われ、雇用主の為に命を懸けて戦う傭兵的な存在でありました。最初は荘園のボーディーガードとして雇われていた武士たち。ALSOKやSECOM位の存在でしかなかった彼らも、次の時代、また変貌を遂げる事となります。蛹から蝶になるのです!。

 

またもや元受けを喰らい、元受けと下請けのパワーバランスを逆転させてしまう時代がやって来るのでした。

 

さて次は 武士の台頭と鎌倉幕府の始まり

 

 

になります。長くなりましたが最後まで読んで頂いた方感謝します。ではまた🖐️🖐️。